■2月の星空
南の空には冬の1等星が7個も見えています。そして、その中でもひときわ明るく青白く光る星は、おおいぬ座のシリウス(約-1.5等)で、夜空で一番明るい恒星です。
1等星は、全天で21個ありますが、大阪から見えるものは、計算上16個です。そのうちの7個が冬の南の空に集まっているのでとても華やかな夜空になっています。
星の明るさは等級で表されます。紀元前150年頃ギリシャの天文学者ヒッパルコスが、最も明るい星たちを1等星、肉眼でやっと見える星を6等星としたのが始まりです。その後、1等は6等の100倍の明るさになることがわかりました。
今では1等よりも明るい星は、0.2等や-1.5等などと表されています。この方法では太陽は-26.7等となり、かなり明るいことがわかります。また1等星というのは1.5等より明るい星ということになります。
ただ、これらは地球から見た「見かけの明るさ」です。本当の明るさは、地球からの距離を同じにして比べる「絶対等級」が用いられます。1等星の中で、絶対等級が一番明るいのはオリオン座のリゲル(見かけは0.1等)で-7.0等となるそうです(諸説あり)。また、シリウスは1.4等、太陽は4.8等になります。シリウスは地球に近いところにあるのでとても明るく見えているのです。
◎動画は広報紙14ページの二次元コードをご覧ください。
◆天文イベント
◯スマホで月を撮ろう[ID:26752]
2月17日(土曜日)午後7時~
◯天体写真展[ID:6990]
2月18日(日曜日)まで
■月の観察
2月16日(金曜日)・17日(土曜日)・22日(木曜日)~24日(土曜日)が適しています。
■惑星の観察
昼過ぎまで、金星が見えます。夜は木星が観察できます。
▼2・3月の休館日
・水曜日(3月20日は開館)
・2月13日(火曜日)・15日(木曜日)・27日(火曜日)
・3月21日(木曜日)・22日(金曜日)
※2月29日(木曜日)、3月28日(木曜日)は、集会室と多目的室のみ利用可。
問合せ:善兵衛ランド
【電話】072-447-2020
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