■4月の星空
春の星座のトップバッターは、かに座です。冬のふたご座の左隣にありますが、暗い星が多くわかりにくい星座です。ギリシャ神話では、英雄ヘラクレスに踏みつけられて退治された「化けガニ」です。
暗い夜空では、かにの甲羅にあたる部分が、肉眼でもぼんやりと光の塊のように見えるのが、昔から知られていました。17世紀になって、ガリレオが、40個ほどの星が集まっていることを発見しました。双眼鏡や望遠鏡で見るとたくさんの星が集まっているようすがわかり、プレセぺ星団と呼ばれています。
「プレセぺ」はラテン語で「飼葉桶(かいばおけ)」の意味で、2頭のロバが食べるエサが入っています。また、英語では「ハチの巣」といわれています。中国では、かに座の胴体に当たる4つの星は「鬼宿」とされ、プレセぺ星団は亡くなった人の魂が集まっている「積尸気(ししき)」といわれました。ぼんやりした光芒(こうぼう:光のすじ)がそのように感じられたようです。
岩橋善兵衛も観察していたようで、著書『平天儀図解』には、「鬼宿之中の積尸気は小星三十九星あり」(かに座のプレセぺ星団には小さい星が39個ある)と記され、星図にも描かれています。
◎動画はコチラ
※詳細は広報紙14ページの二次元コードをご覧ください
◆天文イベント
◯月を見よう[ID34712]
4月18日(木曜日)午後7時30分~
◯春の星座観察会[ID6998]
4月27日(土曜日)午後7時30分~
◯惑星の観察
4月中旬までは、昼間に金星が望遠鏡で観察できます。
▽4・5月の休館日
・水曜日
・4月30日(火曜日)
・5月21日(火曜日)~25日(土曜日)
(備考)4月25日(木曜日)、5月7日(火曜日)・30日(木曜日)は、集会室と多目的室のみ利用できます。
■今年のキャンペーンは「星空を見よう」
善兵衛ランドの望遠鏡で、いろいろな天体(昼夜合わせて12個)を観察してシールを集めましょう。
達成者には、天体写真をプレゼントします。(来年3月まで)
■かいづかコズミックカレッジミニ募集
申込:住所・氏名(受講生と保護者、ふりがな)・学年・電話番号を、メールまたは窓口で(多数の場合は抽選)
申込期間:4月9日(火曜日)~16日(火曜日)
【メール】zenbe-h@city.kaizuka.lg.jp
日時:5月3日(金曜日)午後6時30分~9時
対象・定員:小学3~6年生の子どもと保護者12組
※要保護者同伴
内容:
・宇宙のふしぎを、実験でたしかめよう!
・大型天体望遠鏡(60センチメートル)で、星を観察しよう!
※天候により室内プログラムに変更する場合があります。
問合せ:善兵衛ランド
【電話】072-447-2020
◎ID番号の利用方法
市ホームページのトップページにある「広報かいづか」のバナーから出てくるID検索に番号を入れると該当ページを表示します。
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