■7月の星空
南の空低いところに、赤い1等星アンタレスが見えます。これは、さそりの心臓といわれ、その右上から左下にS字を描くようにさそり座があります。
さそり座の上にある大きな五角形の星の並びが、へびつかいの頭と胴体の部分です。そして五角形から左右横に伸びているのが、へび座です。へび座は頭部と尾部の2つに分かれためずらしい星座です。
へびつかい座は、ギリシャ神話では、医術の神アスクレビオスの姿になります。彼は幼いころから英知にたけ、ケンタウルス族の賢者ケイロン(いて座)のもとで医術を学び、ギリシャ一番の名医になりました。多くの人々の病気やけがを治したアスクレビオスは、さらに医術を究め、ついには死んだ人を生き返らせることもできるようになりました。人々はとても喜びましたが、冥界に来る人がなくなり、冥界の王ハデスは困りました。ハデスは、このままでは冥土の国が衰えてしまうと大神ゼウスに訴えました。そのためゼウスにより、アスクレビオスの上に稲妻が落とされ、アスクレビオスは人々に惜しまれながら、天に昇っていったということです。
■惑星の観察
金星が宵の明星となり、7月中旬以降朝から夕方まで観察できます。水星も条件が良ければ観察できます。
◆7・8月の休館日
水曜日、7月16日、8月13日・15日
※7月18日、8月29日は集会室と多目的室のみ利用できます。
問合せ:善兵衛ランド
【電話】072-447-2020
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