■薬物の乱用「1回だけなら」も“ダメ。ゼッタイ。”
「1回だけなら…」。その1回があなたの健康や周りの人に計り知れない悪影響をもたらします。薬物の乱用は、絶対にダメ。正しい知識と、誘いをきっぱり断ることができる強い気持ちを持ちましょう。
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◆SNSでの薬物の誘いに注意若者が狙われています
近年、薬物が密売買される手段として危険が拡大しているのがSNSです。隠語などを使って、購入を促す内容が多く投稿されています。
このような情報には誰でも簡単にアクセスできますが、薬物の売人と関わることは多くの危険を伴います。見かけても絶対に関わらないでください。
▽SNSで見られる隠語の例
・覚醒剤…エス、氷、スピード、アイス など
・大麻…ハッパ、グラス、野菜 など
・MDMA…バツ(×、罰)、タマ(弾、玉) など
・コカイン…コーク、スノウ、チャリ など
◆誘われたらきっぱりと断ろう
身近な人からの誘いにも注意してください。「みんなやってるよ」「1回だけなら大丈夫」などの甘い誘いは、全部うそです。少しでも迷っている様子を見せてしまうと、また誘われてしまいます。誘われたらきっぱり強い態度で断ることが大切です。
▽POINT
断りにくいときはその場から逃げよう。スマホを閉じて反応しないこと、逃げることも勇気です
◆薬物が入り込む「スキマ」を埋めよう
「暇な時間を埋めたかった」というのも、薬物乱用のきっかけになります。部活動や趣味などに打ち込む、目標や生きがいを持つなどして、薬物乱用のリスクを減らしましょう。
▽POINT
目標・夢、趣味、大事な人をたくさん書き出してみよう。薬物を使用しないことで、これらを守ることができます
◆薬物に関するQandA
Q.1回ぐらいなら大丈夫?
A.1回だけでも「薬物乱用」、危険な行為です
1回の乱用でショック死することもあります。すぐやめるつもりでも、薬物の依存性のために繰り返して使用するようになり、深刻な薬物依存に陥る危険性があります。いつでもやめられるという気持ちは通用しません。
Q.合法って聞いたけど使っていい?
A.死に至ることもあります
「合法ドラッグ」などと称して販売されている商品は、販売業者が勝手に名前を付けたもの。麻薬や覚醒剤と同じような成分が含まれていて、1回の使用で死に至ることも。絶対に購入しないでください。
Q.使ったらすっきりするんでしょ?
A.身体や脳に深刻なダメージが残ります
大麻の場合、うつ病などの精神障がいだけでなく、運動機能や記憶にも悪影響があります。脳が成長する20歳頃までに薬物を乱用すると、心身の発達が損なわれます。
◆家族の役割 誘惑に強い家庭を作ろう「保護者の皆さんへ」
若者の薬物乱用の多くは疎外感や社会への反抗意識がその背景にあります。子どもが薬物を乱用しない家庭環境を心がけてください。
(1)子どもの人格を尊重し敬意を持って接する
対等な人間として接することが大切。頭ごなしに自分の価値観を押し付けないように
(2)家族同士、いつでも話せる雰囲気をつくる
子どもと会話するときは、先入観や思い込みなしに、じっくりと耳を傾ける
問合せ:健康医療政策課
【電話】661-9330
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