for children…
【1.料理で心の成長を】
料理に興味を持つ子どもは多い。
ケガが心配、台所がぐちゃぐちゃになりそうなどと、料理をさせないのはもったいない。
自分で料理を作る経験は食べられるものを増やすだけでなく、食への興味を高め、家族の笑顔をも広げてくれる。
◆食べることは生きること 料理を作る力は、生きる力につながる
子ども向けの料理教室を開く奥さんは、以前、子どもの偏食・食べず嫌いに悩まされていた。次女が手術を伴う病気になり、「食生活が原因」と医師に言われたことで発奮。薬膳や発酵食を勉強、講師活動も始めた。そんな中、新型コロナの影響で外出できない子どもたちがオンラインの料理教室に参加し、徐々に嫌いなものも食べるようになっていくのを見た奥さんは、料理を作る経験が子どもを成長させるということに気づく。
料理から得られる学びはそれだけではなかった。調理の順番を考えながら自分で決める、たくさんのものの中から何が良いのか選択する。生きていくうえで必要な力だ。さらに奥さんは「自分の気持ちを言葉にできる力も大切」と、その時々の気持ちを見つめてもらい、参加者同士の関わりを通じた心の成長を促している。
「料理に限らず親子で家事をすると、自然と会話が弾みます。たくさんの気づきももらえますよ」。心をハグする時間が、子どもの可能性を開いていく。
・3歳からの料理教室こどもハグキッチンを主宰する奥未希さん。「材料について知るのも大切なこと。農家さんの畑を訪ねることができる高槻は、食育に恵まれた環境だと思います」
◆これもおすすめ!料理を楽しむ体験イベント
○クッキング講座
子育て総合支援センター「カンガルーの森」では、子どもと保護者が一緒に参加できる豊富なクッキング講座を定期開催。管理栄養士監修のもと離乳食や幼児食を作る講座はすぐに定員いっぱいになるほど人気なので、こまめにチェックを。
・親子クッキング講座
3歳6カ月から参加可能。食材や調理器具の取り扱い、安全・衛生面について教わりながら、ピザやパエリアなどを親子で一緒に楽しくクッキング。
・親子おやつクッキング講座
2歳から参加可能。親子でおやつ作りに挑戦することで、食への興味や食べる意欲を育む。会話が弾む試食タイムも人気。
・カンガルーぱくぱく教室~調理編~
離乳食中期・後期・完了期・幼児期の4クラス。麻婆豆腐などをもとに調理過程で子ども分を取り分け、切り方や味付けを工夫して同時進行で仕上げていく。試食は子どもも一緒。
詳しくは本紙45ぺージへ
問合先:子育て総合支援センター
【電話】072-686-3030
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