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[国保中央病院より]お薬の効果と副作用

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奈良県 三宅町

■主作用と副作用
お薬の目的は、病気を治したり症状を軽くすることで、この働きを「主作用」といいます。それに対して、眠気、のどの渇き、身体のかゆみ・じんましん、動悸、めまい、腹痛、下痢など本来の目的以外の好ましくない働きのことを「副作用」といいます。

■副作用を避けるために
副作用が起きないよう、以下の点にご留意ください。
○『用法・用量を必ず守る』
他の人が病院でもらったお薬はもちろん、病状が似ているからといって以前もらったお薬を使うことはやめましょう。

○『医師・薬剤師に伝える』
お薬手帳や問診票を利用して、自分の体質や病状、食物や薬のアレルギー、副作用の経験、服用中のお薬などの情報を事前に医師・薬剤師に伝えましょう。アレルギーでは様々な症状が現れますが、最もよくみられるのがじんましんや湿疹などの皮膚症状です。水疱やびらん(ただれ)が体中に広がる重症なものもあります。他に喘息発作が現れることもあります。アレルギーの中でも重篤なものがアナフィラキシーです。アナフィラキシーは、全身に起こる即時型アレルギー反応で、皮膚症状のほか、鼻水、喘息発作、腹痛、下痢、嘔吐などが現れ、血圧が下がり、呼吸困難に陥り意識を失うこともあります。軽症でもアレルギー症状を起こしたことがある方、家族にアレルギーを起こしたことがある人がいる方も必ず医師・薬剤師にお伝えください。

○『自分のお薬を知る』
一緒に飲んではいけないお薬や食べ物について薬剤師から説明を聞きましょう。お薬と一緒にお渡しする「お薬の説明書」には、副作用について記載しています。

「ふだんと違う、おかしいな?」と思ったら、できるだけ早く医師・薬剤師に相談しましょう。お薬の中止や変更するなどの対応をする場合があります。副作用の早期発見を心がけていれば、重症化を防ぐことに役立ちます。

薬剤部長 菊内章夫先生

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