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自治体の皆さまへ

こんにちは保健師です

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奈良県上北山村

■今回のテーマ免疫ケアで冬の感染症に負けない体づくりを!

▽そもそも免疫とは?
免疫とは、体内に侵入した細菌やウイルスを攻撃し、自分の身を守るように備わった防御システムのことを言います。この免疫には2種類あります。
(1)自然免疫
生まれながらに備わっている、からだが自然に反応する最初の免疫です。唾液や皮膚、粘膜、くしゃみ、涙、腸内細菌なども自然免疫のひとつです。からだの中にウイルスや細菌などが入ってくると、攻撃します。白血球の中のナチュラルキラー細胞などが主に活躍しています。
(2)獲得免疫
同じウイルスや細菌が再び体内に侵入すると、過去の感染の経験やワクチン接種により免疫を記憶し、すでに記憶されている免疫がすぐに反応します。感染した際に症状を軽くしたり、感染を防ぐことができます。

▽免疫を下げる原因
冬の季節、体温が下がることで免疫細胞の働きが低下します。また、空気が乾燥するため自然免疫である鼻やのどの粘膜も乾燥しやすくなります。

▽偏った食事や睡眠不足などの不規則な生活
免疫細胞や抗体は、たんぱく質を中心にさまざまな物質からできており、バランスよく栄養素を取ることが大切です。さらに、睡眠不足は体内時計を狂わせ、免疫力低下を招きます。

▽加齢
加齢により免疫細胞は老化し、免疫機能が低下します。免疫力は20代をピークに、40代ではその半分まで低下すると言われています。

▽ストレス
過度なストレスを受けることで自律神経のバランスが崩れ、免疫力は低下します。

▽冬の生活の中で免疫力アップ!
(1)乾燥させない水分摂取やうがい、マスクの着用でのどを保湿しましょう。室内では加湿器や濡れタオルなどで空気の乾燥を防ぎましょう。
(2)からだを温める衣服の工夫をしましょう。マフラーや手袋、腹巻などを使用すると冷えにくくなります。マフラーや手袋は、出かける前の室内で着用しましょう。また、お風呂では、忙しいとシャワーだけになりやすいですが、ゆっくり湯船に浸かりましょう。
(3)腸内環境を整える腸内の善玉菌を増やすことで、免疫力を高めたり、感染を予防したりします。善玉菌は、乳酸菌や食物繊維を好みます。ヨーグルトや大豆製品、野菜などを積極的に摂るとよいです。

▽適度な運動
寒い冬は家の中にこもりがちですが、適度な運動は免疫力を高めることに効果的です。

▽睡眠の質を高める
朝は決まった時間に起きる、寝酒をしない、なる前にスマホやテレビの光を浴びないようにしましょう。

▽ストレスをためない
前向きな気持ちで過ごすことや、無理せず休むことが大切です。また、笑いは免疫力を上げると言われています。それは作り笑いでも効果があるそうです。自分の好きなことをしたり、好きなものを見たりして楽しみましょう。

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