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こんにちは保健師です

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奈良県上北山村

■今回のテーマ
原因はスマートフォンの使い過ぎ⁉「脳過労」を防ごう

今や生活に欠かせないツールの一つとなったスマートフォン。しかし、毎日長時間使い続けることで、気付かないうちに脳が過度に疲れ、不調をきたしている可能性があります。そこで注目されているのが、スマートフォンを置いて一時的に距離を置き、脳の疲労回復を促す「デジタルデトックス」です。

◯脳の疲れのサイン
・以前に比べて怒りっぽくなっている
・ささいなことでイライラしてしまう
・頭の中がいつもモヤモヤしている
・寝床に入ってもなかなか寝つけない
・物覚えが悪くなってきた
上記の症状のいずれかに、心当たりはありませんか?これらの原因はさまざまですが、最近ではスマートフォンの使い過ぎによる「脳の疲れ」もこうした症状を引き起こすと言われています。そもそもなぜ、スマートフォンを使いすぎると脳が疲れてしまうのでしょうか。
脳は、生命維持・運動や言語・感覚・意識・知的活動など、人の心身をコントロールし、あらゆる活動をつかさどる重要な臓器です。スマートフォンを通じて送られてきた情報も処理しています。しかし、その一方で、多くの情報処理をすることで脳は疲れます。通常、休息をとることによって疲れは回復しますが、スマートフォンは朝起きた時から夜寝る間際まで使い続けているケースが少なくありません。
例えば、朝食をとりながらネットニュースやメールをチェックする、仕事の休憩時間にもチェック、夜、寝床に持ち込んで眠くなるまでSNSや動画、ゲームをするなどです。一日中スマートフォンを使い続けるということは、脳を一日中ずっと働かせているのと同じことだと言えます。こうした状態が続くと、休んでも疲れが回復しない「過労」となります。脳が過労を起こすことから、「脳過労」と呼ばれています。
脳過労を防ぐには、次のようなことをポイントに見直してみましょう。
・必要がないのに、「とりあえず」「惰性」でスマートフォンを見ていないか
・他にやるべきことがあるのに、スマートフォンを優先していないか
・食事中や人と会っている時でも、スマートフォンを触っていないか
・スマートフォンを使っているうちに、驚くほど時間が経っていないか
・SNSやネットショッピングを無意識のうちに見ていないか

こんな行動がある場合は、一つでもやめてみましょう。必要がないのに四六時中使い続けるのではなく、「使わない」時間もこまめに生活の中に取り入れて、デジタルデトックスを行い、脳に疲れが蓄積しないよう心がけていきましょう

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