カメラスケッチ(2)

4／27

■防災政策に助言　辰己氏に顧問委嘱
◇十津川村防災政策顧問として政策に協力
村が行う災害予防、応急対策、防災に関する啓発活動について助言をいただくため、12月5日に十津川村防災政策顧問委嘱式を行いました。
十津川村防災政策顧問として委嘱された辰己昌良さんには、令和5年12月5日から3年間、村の防災に関する政策に携わっていただきます。

辰己　昌良(たつみ　まさよし)氏
昭和59年防衛庁入庁後、中国四国防衛局長、統合幕僚監部総括官、防衛省政策立案総括審議官などを経て、令和2年に防衛省を退職。奈良県防災政策顧問、五條市政策顧問を歴任。

■日本郵政(株)と包括的連携協定
◇基本3協定から内容を拡充し地域振興へ貢献
12月11日、十津川村と日本郵政株式会社と包括的連携に関する協定を締結しました。
十津川村では平成26年1月に郵便局のネットワークを活用した地域における協力に関する「基本3協定(地域見守り・道路破損情報提供・不法投棄情報提供)」を日本郵政株式会社と締結しています。今回は、防災・災害時の対応、地域経済活性化、子どもの育成など幅広い分野において、これまで以上に連携し、地域社会の振興と発展を図るため、包括的連携の協定を締結しました。地域の活性化及び住民生活の向上や地域特有の課題解決に向けて取り組みを進めます。

■村の歴史を感じて古道を歩く
◇「西熊野街道」小森～中原集落～山崎
12月3日、十津川村の古道を歩くイベントが開催され、村外からの参加者を含めて16人が参加しました。十津川村役場を出発し、大字小森から西熊野街道を通って、現在無住の中原集落(大字池穴)、大字山崎までの約10キロを5時間半かけて歩きました。
イベントを主催したのは「西熊野街道再生プロジェクト」のメンバー。村を南北に結ぶ西熊野街道は、古くから重要な役割を担ってきた歴史ある道です。しかし、国道168号の整備が進むにつれ利用されなくなり、年々荒廃が進んでいます。「西熊野街道再生プロジェクト」では、村の歴史のある道を再び人々に歩いてほしいと、村内外から有志でメンバーが集まり、道普請など西熊野街道をよみがえらせる整備活動を行っています。

▽共に活動するメンバーを募集しています
「西熊野街道再生プロジェクト」
月に1回程度集まり、道普請などを行います。
活動に参加したい方、ご連絡ください。
【メール】nishikuma.project@gmail.com
・Facebook(※本紙二次元コード参照)

■竣工　十津川村　災害対策本部拠点施設
12月25日、災害対策本部拠点施設の竣工式を行いました。小山手村長をはじめ、村議会議員、工事関係者など約50人が出席し、工事が無事に竣工したことを祝いました。
式典で村長は、「十津川村産材を用いて建設された、力強さと柔軟性を兼ね備えた施設であり、災害に負けない強い村づくりを担う象徴的な施設になる」と述べました。
1階の小原診療所は1月4日から運用を開始しています。2階の災害対策本部拠点施設では、2月ごろに防災対策課が役場庁舎から移転し業務を開始します。

◇「災害対策本部拠点施設」施設概要
所在地：十津川村大字小原225-1
建築面積：465.05平方メートル
延床面積：724.51平方メートル
構造：木造軸組構造
階数：地上2階建て
建築設計・監理：RFA(アール・エフ・エー)
施工：村本建設　奈良本店
設計期間：2020年9月～2022年8月
工事期間：2022年10月～2023年12月

◇駐車場のご案内
役場及び小原診療所の一般駐車場は、
・地上駐車場
・地下1階駐車場
をご利用いただけます。

◇非常時には防災の中枢機能として　通常時は地域に開かれた施設として
2011年に実施された耐震診断調査によって、現役場庁舎と小原診療所は大地震に対する耐震性能が不足していることが判明しました。村内各地域での防災拠点の整備を進めるとともに、役場庁舎は最低限の耐震性能確保にとどめて財政負担を抑えつつ、役場庁舎とは別に機能の継続を確保できる防災拠点と、災害時に重要な機能を果たす小原診療所を合築させた「十津川村災害対策本部拠点施設」を整備することとしました。
竣工した施設は、十津川村産材を使用した木造軸組構造。耐震性能を確保するための斜材を組み合わせ、村章でもある菱形を反復したような構造形式となっています。
2階の1室とバルコニーは、役場開庁時間にはパブリックスペースとして開放されます。

■中学生「税についての作文」入賞
◇身近にある税に関すること
税への関心と理解を深めてもらうため、国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が募集した令和5年度中学生の「税についての作文」の中から、千葉倖さん(十津川中学校3年生)の作品が十津川村長賞に選ばれ、12月15日に十津川村役場村長室で表彰式が執り行われました。受賞した千葉さんの作品を紹介します。
※作品は本紙に掲載されています。