■宇陀市(わが家)の家計の状況は?
ー宇陀市のR5年度財政状況ー
収支では、(1)~(3)が主なポイントとなります。
(1)経常的な収入(例えば、給料)で経常的な支出(例えば、生活費)がまかなえているか?
〔=経常収支比率・財政力指数〕
(2)会計が赤字になっていないか?
〔=実質赤字比率・連結実質赤字比率〕
(3)借入(例えば、毎年のローン返済や残高)が多すぎないか?
〔=実質公債費比率・将来負担比率〕
◆経常収支比率[努力]
・財政にゆとりがあり、様々な状況に柔軟に対応できるか?
R5年度:95.4%
(R4年度類似団体平均 92.3%)
市税、普通交付税など経常的な収入のうち、人件費や物件費、扶助費、公債費等の行政サービスを維持するために通常必要な経費へ充てた割合を示します。この比率が高くなるほど、公共施設の整備など投資的な経費に充てるお金が少なくなり、財政にゆとりがなくなります。令和5年度は、収入では地方交付税が増加したものの、地方税や臨時財政対策債の減少による影響が大きく、支出においては人件費や物件費などが増加したことから昨年度に比べて0.8ポイント上昇しました。
◆財政力指数[努力]
・自主的な収入だけで、どれだけ賄えるか?
R5年度:0.28
(R4年度類似団体平均 0.38)
市の人口や面積、税収などに応じ、国が定めた方法で計算した、その市の基準的な収入と支出のバランスを表した、市の財政の体力を示す指標です。数字が大きいほど財源にゆとりがあり、1に近づくと自主財源で運営できていることになります。市では、ここ数年、ほぼ横ばいで推移しています。
◆財政調整基金対標準財政規模比率[改善]
・急な事態等に備える基金(貯金)はあるか?
R5年度:18.4%
(10%程度が望ましい)
予期しない収入減や不時の支出増加に備える財政調整基金の残高が市の標準的な財政規模(市の標準的な一般財源の収入額)に対してどの程度の比率を保有しているかを示す割合です。
令和5年度は、財政規模が拡大したものの、基金残高も増えたため、前年度に比べて0.1ポイント増加しました。
◆財政健全化判断比率
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づき、市の財政健全化判断比率と資金不足比率をお知らせします。財政健全化判断比率とは、住民に向けて財政状況を公表するために設定された全国統一の指標で、市議会への報告も義務付けられており、指標の内容によっては財政上の制約や健全化計画を策定、実行する必要があります。
各指標の「早期健全化基準」、「財政再生基準」については、いずれの数値についても、より小さいほうが財政的に良好であると言えます。「実質赤字比率」、「連結実質赤字比率」については、黒字の場合は「▲」で表示されます。公営企業については、「資金不足」が生じていないことが最良です。
■宇陀市の市債残高はどれくらい?
合計319億4,589万円(前年度より約2億円減少!)
主な内訳:
・一般会計…234億273万円
・下水道事業…31億3,341万円
・水道事業…28億4,612万円
・市立病院事…22億1,138万円
・介護老人保健施設事業…3億5,031万円
標準財政規模とは…市が標準的な状態で通常収入が見込まれる一般財源の規模のこと
▽経常収支比率の推移
※R5年度県平均値は、作成時点で未公表
▽市債残高の推移
▽基金残高の推移
▽実質公債費比率の推移
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