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宇陀×エストニアプロジェクト ―教育・人材育成と産業の好循環を図る取り組み―(1)

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奈良県宇陀市 クリエイティブ・コモンズ

■エストニアとの連携により魅力的で活力ある社会の実現を
このプロジェクトも2年目を迎えました。2回目の短期留学も無事終えるとともに、いま学校内外でアントレプレナーシップを学べる環境づくりを進めています。
教育委員会においては、アントレプレナーシップの研究指定校を3校指定するとともに、今回の短期留学にも3人の教員が同行しました。留学生はそれぞれが事前事後学習を重ね、帰国後も学びの実践に向けた活動を展開しています。
また自律配送ロボ開発企業クレボンとコミュニケーションを図るほか、宇陀とエストニアをつなげ、人材育成・起業家支援を行う民間企業も市内に設立されました。
このエストニアとの連携を軸に、学ぶ場・成長する場・働く場を提供することで、関係人口の創出・移住定住・産業振興を図り、地域課題の解決を目指します。

◆エストニアとの協力交流で感じたアントレプレナーシップ
・ワクワク楽しい
「自分事として自発的にやりたい!の気持ち」

・主体的に取り組む姿勢
「自己肯定感を高める、思考し続ける、成功体験」

・他者を巻き込んで
「コミュニケーション、人とのつながり、互いに高めあえる仲間」

明確な目標を定め、失敗を恐れない挑戦心、常に学びを続ける人材を育成し、共に考えを引き出しながら課題解決に取り組む

◆教育・人材育成
[就学前期]
創造性、問題解決力チャレンジ精神などの基礎を養成

[小・中学生期]
課題発見・解決型の学習プログラムによるアントレプレナーシップを養成(A)

[高校生期]
実践的な教育を通じて、新しい価値を生み出す力を養成

※就学前期より高校生期まで継続した教育・人材育成の取り組み

[(仮称)アフタースクール](B)
アントレプレナーシップを育みたい子どもたちに対して、学校以外の場面に学ぶ場を提供。好奇心醸成の循環構築を目指す

[エストニアプログラム]
さらに学びたい人が、キャリアビジョンに合わせて参加
・短期留学プログラム ※次頁で紹介

・クレボンアカデミー

[このプロジェクトで目指す宇陀市の未来像]これからの社会を生き抜く人材へ成長
多くの仕事がAIやロボットに置き換わる社会において、自ら課題を見つけ、課題解決に向けてチャレンジし、コミュニケーションをとりながら解決策を探求する人材

〔6/21 ドルトン東京学園安居校長 西南学院大学 宮原教授が来庁(A)(B)
革新的な教育方法が評価の高いドルトン学園校長、コミュニケーション学で著名な教授とアントレプレナーシップ教育の取り組みやプロジェクトの連携について意見交換

〔7/17 エストニアとの教育交流〕(B)
エストニアアントレプレナーシップ応用科学大学 ペダイ学長による記念講演とクレボンアカデミーのオンライン参加よるディスカッション

〔7/29 エストニアイヴォ校長によるアントレプレナーシップ特別講演〕(A)(B)
短期留学生および一般市民を対象にした特別授業。教員・教職員を対象とした特別講演、意見交換を実施

↓ 相互連携 好循環 ↑

◆産業振興
▽クレボン誘致
クレボンアカデミー卒業者の受け皿・同社のアジア進出の拠点として宇陀市内での設立を計画。自律配送ロボの実証環境を整え、実装へ進むことによって買い物難民支援など市民生活の利便性の向上を目指す。

▽クレボン関係企業の誘致
クレボンのパートナー企業等の誘致により、日本における自律配送ロボをはじめとする次世代技術活用の最先端地を目指す。

▽起業家スタートアップの輩出
民間会社が実現をサポート。これまでに培った好奇心・社会課題解決力をベースに世界で活躍できる人材輩出の地を目指す。

▽教育産業の創出
全国の先生や子どもたちが宇陀市の教育コンテンツを学びにくることで、関係人口の増加を図り、地域経済の活性・交流促進を目指す。

※クレボン…エストニアの自律配送ロボを開発・運用する企業
※クレボンアカデミー…クレボンなどとの連携によりエストニアで来年9月開校するロボット工学の専門家を養成する3年間の日本人留学プログラム

※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。

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