自殺は、健康や精神的な視点だけではなく、人間関係や社会的・経済的な問題などが複雑に関連しています。自殺に追い込まれようとしている人が地域で安心して生活を送れるようにするには、保健・医療・福祉・教育・労働などさまざまな分野の関係者や組織などが緊密に連携することが必要です。また、住民一人ひとりが「自殺対策」への理解と関心を高め、自らのこころの不調に気づいたり、自分の周りでSOSをつなぎ、見守っていけるよう支援体制の構築をめざします。計画期間は、令和6年度から令和11年度までです。
■計画の理念
誰も自殺に追い込まれることのない斑鳩町の実現
(1)地域におけるネットワークの強化
(2)自殺対策を支える人材育成
(3)住民への啓発と周知
(4)生きることの促進要因への支援
(5)児童・生徒の「SOSの出し方に関する教育」
~ゲートキーパーとは~
ゲートキーパーとは、直訳すると「門番」ですが、死にたいほどの悩みを抱えた人に「気づき」、話を「聴き」、適切な相談機関に「つなぎ」、「見守る」人のことです。悩みを抱えた人は「人に悩みを言えない」、「どこに相談したらよいかわからない」などの状況に陥ることがあるため、ゲートキーパーが悩みを解決していく道案内の役割を果たそうというものなのです。
町では、ゲートキーパー養成講座を行っています。
・ゲートキーパーの役割
気づく:家族や仲間の変化に気づいて、声をかける
聴く:本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
つなぐ:早めに専門家に相談するように促す
見守る:温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
問合せ:健康対策課
【電話】0745-70-0001
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