■わらじ作りにFocus!
七ヶ宿町の夏イベント「わらじで歩こう七ヶ宿」。このイベントは江戸時代の参勤交代路として栄えた七ヶ宿街道約11kmを道中のおもてなしや景観を楽しみながらわらじを履いて歩くイベントです。現在では珍しくなったわらじ作りについて紹介します。
▽わらじの起源は?
奈良時代に中国から藁の履物が伝わり、平安時代に爪先で鼻緒を挟むよう改良されて誕生したのが草鞋(わらじ)で、昭和10年代までは日常的に使用されていました。よく似た草履(ぞうり)との違いについて、わらじには足首を縛る紐があり、脱げにくくなっています。また、草鞋の特徴としてグリップが利くので沢登りなど水中の苔の付着した岩を歩く際にも使用されました。
▽職人たちの手でわらじを製作中!
「第36回わらじで歩こう七ヶ宿」で使用されるわらじはシルバー人材センターの方々によって製作されています。機械化が進んでいる世の中ですが、手作業で丁寧に製作し、何一つ同じものが出来ないわらじ。今日よりも明日上手に作ることを目標に、昨日よりも上手に製作できたときの達成感がわらじ作りの魅力だと語る職人の皆様。一緒にわらじ作りをしてみたい方は七ヶ宿町シルバー人材センターまでお問い合わせください。(【電話】37-2231)
また、本紙掲載QRコードからわらじ作りについての動画をご覧いただけます。
七ヶ宿公式YouTubeチャンネル「Japanese tradition 伝統を守るヒーロー」
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