◆七ヶ浜町おはなしボランティア「あゆみの会」代表の金子美千子さん。「長谷川義史はせがわよしふみ)。内田麟太郎(うちだりんたろう)の絵本が好き。今年は辰年だから「ちび竜」もいいかな」
◆七ヶ浜町おはなしボランティア「あゆみの会」
平成25年4月に町教育委員会の地域の皆さんが学校を支援する活動(地域学校協働活動)の団体として結成。地域学校協働活動として、登下校等の見守り、防災学習、書道やミシン操作の補助など、地域の皆さんに支援をいただいています。
あゆみの会は、小中学校等の読み聞かせの他に、生涯学習フェスティバルや親子スマイルフェスタ、放課後児童クラブ、3カ月健診の時に町から子どもに本が贈られるブックスタートにも関わっていただいています。
▽表彰
・2019年に文部科学大臣賞
・2021年に宮城県教育委員会協働教育推進功績表彰、全国優良読書グループ表彰
・2023年に七ヶ浜町善行功労
◆同じ気持ちになって、一日のスタートができる
▽松ヶ浜小学校 校長
佐々木 淳子(ささき じゅんこ)さん
あゆみの会の皆さんの中には、職員よりも長くにわたって学校に来ていただいている方もいますので、むしろ先生方よりも学校の雰囲気や子どもたちの成長の様子をわかっていただいているのではないでしょうか。
うちの学校には、毎朝、読書タイムがあるんです。自分の選んだ本を朝に落ち着いて読むことは、心の安定にもつながります。
読み聞かせのある火曜日を子どもたちは、とても楽しみにしています。子どもたちにあった本を選んで読み方を工夫してくださっていますので、子どもたちは夢中になって聞いています。
コロナ禍では、感染予防として、子どもたちがいない別の部屋からズームで中継した時もありましたが、皆さんは、子どもたちの反応を見ながら話したり、間をとったりすることができなかったので、やりにくかったと思います。
絵本の他にも、町の民話を聞く機会があり、知らず知らずのうちに子どもたちの学びにもなっています。テディ・サーカさん(高山外国人避暑地)による英語の読み聞かせもあるんですよ。
朝のひととき、同じものを同じ空間で仲間と一緒に聞き、同じ気持ちになる。そういう一日のスタートができるというのはすごくいいなと思います。
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