■「自然災害との付き合い」
またしても自然が猛威をふるった。元日に発生した「令和6年能登半島地震」により、多くの尊い命が奪われ、負傷者も出てしまった。津波や火災などによる被害状況が明らかになるにつれ、心が痛み言葉を失った。犠牲者に心よりお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げたい。
4年4か月前は、私たちも令和元年東日本台風により町政史上最悪の被害を受けた。国、県、全国の自治体の皆様のご協力により、目に見えて復旧・復興が進んでいるが、今回の能登半島地震の被害が報道されるたびに当時の記憶が
甦る。
今、能登半島の被災地では、まだまだ支援の手が行き渡らず、不自由な生活を強いられている人たちが多い。台風災害時にいただいたご恩を返すべく、本町からも職員を派遣したほか、公営住宅の提供など、少しでもお役に立てるよう準備している。決して他人事ではない。できる限りの支援を行いたい。
阪神淡路大震災、新潟県中越地震、熊本地震、北海道胆振東部地震そして東日本大震災と、ここ数十年の間には多くの犠牲者を出した地震のみならず、台風、豪雨、大雪など、毎年のように大きな被害を生む災害が発生している。自然災害への対策はまだまだ途上で、被害を防ぎきれないのが現状である。今後もまたいつどこで大きな災害が起こるかわからない。
先人たちは災害を経験するたびに教訓を伝え続けてきた。私たちは、今日まで積み重ねられてきたものを活かし、自分の命を守り、そして他人を思いやり、できることをしていかなければならない。
丸森町長 保科郷雄
■石川県能登半島地震の被災地へ職員を派遣
1月26日(金)、丸森町は職員5名を石川県能登(のとちょう)町へ派遣しました。能登町での支援業務は次のとおりです。
(1)行政支援業務 3名
(2)避難所支援業務 2名
町は、今後も能登半島地震の被災者等の支援を継続していく予定です。
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