■地元の詩人の足跡辿る
▽悠里館周年記念企画展
6月1日から、郷土資料館企画展示室で亘理町立図書館・郷土資料館開館30周年記念合同企画「亘理町出身詩人菅原克己を知る・読む・聴く」が開催されています。
この展示会は、悠里館の開館30周年を記念して企画されたもので、抒情詩人として活躍した町内出身の菅原克己氏に関する貴重な写真や資料が展示されています。
初日には、多くのファンが会場を訪れ、図書館所蔵の直筆原稿や、菅原氏の生誕地に関する資料をじっくりと眺めていました。
来館者は「家の近くに菅原氏の実家があり驚いた。日本を代表する詩人を身近に感じることができた」と話しました。
■満開の景色を想像しながら
▽おおくま花畑でひまわり種まき
6月18日、阿武隈川河川敷の「おおくま花畑」で、逢隈小学校と逢隈中学校の子どもたちによるひまわりの種まきが行われました。
この種まきは、子どもたちの河川愛護意識の醸成と世代間交流などを目的に、多くの方におおくま花畑を訪れてほしいとの思いから、逢隈地区まちづくり協議会が開催したものです。
当日子どもたちは、互いに声を掛け合いながら、1・2ヘクタールの畑へ一斉に種をまきました。
子どもたちが種をまいたひまわりは、8月中旬に満開を迎える予定です。
■運動会でつながる地域の輪
▽吉田あったかはーと運動会
5月18日、吉田小学校と吉田西部地区まちづくり協議会の合同運動会「吉田あったかはーと運動会」が吉田小学校で開催されました。
この運動会は、地区住民同士の親睦や世代間交流を目的に開催されたものです。
当日は、地区住民と児童あわせて400人が参加し、徒競走や障害物競走、玉入れなどの競技に挑みました。会場では、汗を流しながら競技に挑む参加者たちの姿に温かい拍手が送られました。
同協議会の鈴木達朗会長は「協力して競技に取り組むことで、世代を問わず地域の絆を深めてほしい」と話しました。
■ネーミングライツ・パートナー更新
ネーミングライツとは、企業名やブランド名を、施設の愛称として付与する命名権のことです。
現在、町とネーミングライツ契約を締結している5社のうち、施設命名権の期間満了に伴い、次の2社が契約を更新しました。
▽愛称 笹かまの郷運動場
ネーミングライツ・パートナー 馬上かまぼこ店
対象施設:亘理運動場
期間:令和6年7月1日~令和9年6月30日
▽愛称 みやしん通り
ネーミングライツ・パートナー 宮城第一信用金庫
対象施設:町道南町鹿島線
期間:令和6年7月2日~令和9年7月1日
■力いっぱいパドルを漕いで
▽海洋性スポーツ体験学習
5月22日から、町内の小学4・5年生を対象とした海洋性スポーツ体験学習が、亘理町BandG海洋センター艇庫で実施されています。
この体験学習は、児童たちが自然と触れ合いながら海洋性スポーツや水辺の安全への理解と関心を深めることを目的に、30年以上に渡って実施しているものです。
このうち6月3日には、亘理小学校の児童たちがカヌーとカッターボートを体験し、風の影響に苦戦しながらも、笑顔でパドルを漕ぐ姿が見られました。
カッターボートを体験した児童は「風が強くて大変だったけど、みんなと力を合わせて進むことができて楽しかった」と話しました。
■パラスポーツってすごい
▽荒浜小車いすバスケ体験
6月14日、車いすバスケットボールの体験を通した人権教育事業が荒浜小学校で開かれ、同校の4年生25人が参加しました。
当日は、車いすバスケの強豪チーム宮城MAXの岩佐義明元ヘッドコーチをはじめ、選手らが講師を務めました。児童たちは、はじめに車いすバスケのルールや競技用の車いすについて説明を受けた後、選手と一緒に車いすに乗りながらシュート練習やミニゲームを体験しました。児童たちは、車いすを自由自在に操る選手のスピードとシュートの正確さに感動しながらも、楽しそうにボールを追いかけていました。
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