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【特集2】安定した救急医療を確保し続けるために

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

市では、救急患者が必要な医療を受けられるよう、市内医療機関の役割分担と連携により、患者の円滑な転院等を促進し、救急患者のための病床を確保するモデル事業を開始しました。

■増加する救急搬送に対応
本市の令和5年の救急出場件数・搬送人員は過去最多を記録(図1)。高齢化の進展に伴い、救急需要は今後も増加する見通しです。また、救急搬送の増加に伴い、119番通報から医療機関への搬送までの時間が延伸傾向にあるほか、なかなか搬送先が見つからない搬送困難事案も増えています(図2)。
一方で、働き方改革による医師の労働時間の制限や、人口減少による医療従事者の不足が見込まれており、将来にわたって安定した救急医療を提供し続けていくためには、医療資源の効率的・効果的な活用が重要です。このような状況の中、救急患者を受け入れた病院で、専門的な治療を終えた患者の入院が長引き、新たな救急患者を受け入れる病床を確保できないことが課題の一つとなっています。
市では、こうした課題の解決に向け、市内の病院と連携し、「救急医療病院間連携推進事業」を開始。救急患者を積極的に受け入れる病院と、容体が落ち着いた患者の転院等を受け入れる病院とに役割を分担し、病院間の連携により患者の円滑な転院等を促進することで、救急患者を受け入れるための病床の確保を図ります。
救急患者を受け入れる病院では、患者の状態により、早い段階で転院をご案内することがあります。命を守る救急医療を提供し続けられるよう、ご理解・ご協力をお願いします。
図1 仙台市の救急出場件数・搬送人員

図2 119番通報から医療機関への搬送までの平均所要時間・搬送困難事案件数

※搬送困難事案とは、「医療機関への受け入れ照会回数4回以上」かつ「現場滞在時間30分以上」の事案のこと

■救急搬送後に入院治療が必要な場合
患者さんの状態に応じて、役割に応じた医療機関への転院をお願いする場合があります

■急な病気やけがで救急車を呼ぶか迷ったら…
おとな救急電話相談 #7119 夜間(毎日)・休日
宮城県こども夜間安心コール ※おおむね15歳未満の方 #8000 夜間(毎日)
プッシュ回線以外の固定電話等からの電話番号や相談時間は本紙31ページをご覧ください。
緊急、重症の場合は迷わず119番へ

問合せ:医療政策課
【電話】214・8196【FAX】214・4446

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