9月21日(土)は、国際アルツハイマー病協会(ADI)と世界保健機構(WHO)が共同で制定した「世界アルツハイマーデー」です。
この機会に、認知症について考え、理解を深めてみませんか?
■認知症について
現在、65歳以上の4人に1人が認知症またはその予備軍と言われている、誰にでも起こり得る身近な病気です。
認知症のケアは長期間にわたる場合が多く、一人で支えることは困難です。家族や友人、近所の人、医療機関や介護職員など、認知症の人を囲む多くの人が、チームになって支えていくことが大切です。
【認知症のもの忘れの特徴】
□もの忘れを自覚できない
□体験の全体を忘れる(例:朝ごはんを食べたことを忘れる)
□時間や場所の見当がつかない
【認知症の人への接し方の例】
□何度も聞いた話でも「同じこと言わないで」と言わず、初めてのつもりで接する
□料理ができなくなったり、洋服の着る順番が分からなることがあるが、2つのことを同時に行うことや順番どおりに行うことが苦手になるので、一つずつできるように声がけをする
詳しい内容は、認知症についてまとめたガイドブック「認知症ケアパス」に掲載していますので、市ウェブサイトを確認してください。
■身近な相談機関・・・認知症について、一人で抱え込まず、気軽に相談してください。
高齢障がい福祉課高齢福祉担当 【電話】23-6085
各総合支所市民福祉課
・松山【電話】55-2114
・岩出山【電話】72-1212
・三本木【電話】52-2114
・鳴子【電話】82-3131
・鹿島台【電話】56-7114
・田尻【電話】38-1155
志田地域包括支援センター【電話】53-1271
古川地域包括支援センター【電話】87-3113
玉造地域包括支援センター【電話】72-4888
田尻地域包括支援センター【電話】39-3601
▽~認知症について学びたい~ 認知症サポーター養成講座
市では、出前講座「認知症サポーター養成講座」を、小・中学生、企業や商店街、「高齢者の集い」など、さまざまな団体に対して実施しています。
認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守る応援者となるため、認知症のことや声のかけ方などを学びます。受講すると「認知症サポーター」になります。
認知症サポーターが実際に認知症の人や家族の生活を見守ったり、近所の人とチームで支援をする場合には、「認知症ステップアップ講座」を受けることもできます。
【市民向けの認知症サポーター養成講座を実施します】
日時:9月28日(土)12時30分~14時
場所:図書館(来楽里ホール)研修室
▽~64歳以下で認知症になったら~ 若年性認知症の人と家族の交流「せせらぎの会」
若年性認知症の人と家族同士が集まり、日頃の本音を語り合う会を開催しています。若年性認知症支援コーディネーターに、介護や医療、仕事のことなどを相談することもできます。
▽~家族同士で情報交換~ 家族介護教室・家族介護者交流
高齢者を介護している家族を対象に、介護に関する学習会と介護者同士の交流会を開催しています。
【9月に実施する学習会および交流会】
日時:9月13日(金)10時~11時30分
場所:吉野作造記念館
内容:機能を維持するリハビリと優しい介助のコツ
申込:9月10日(火)まで電話で申し込み
問合せ:特定非営利活動法人ハッピィート大崎
【電話】090-8610-8870
▽~認知症かどうか心配だったら~ 認知症専門相談
月1回、認知症専門医による相談を行っています。医療と介護が連携し、認知症の人や家族に対しての相談のほか、必要に応じて訪問を行います。
(9月の相談日については、本誌22ページを参照)
▽~徘徊(はいかい)が心配だったら~ 徘徊高齢者家族支援サービス
認知症の人が屋外で徘徊した際に、その居場所を早期発見するため、機器を貸与し、家族に所在位置の情報を伝えるサービスを提供しています。
▽~認知症の人や家族のホッとできる場所~ 認知症カフェ
「認知症の人と家族が気軽に立ち寄ることができ、ホッと一息できたり、情報交換や相談ができる場所」をつくることを目的に開催しています。カフェには、保健師やケアマネジャーがいますので、日頃の困り事などを気軽に相談してください。
【9月に実施する認知症カフェ】
問合せ:高齢障がい福祉課高齢福祉担当
【電話】23-6085
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