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自治体の皆さまへ

[子育て世代に選ばれるまちへ]子育て世代×市長 子ども・子育て・岩沼の未来を考える

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宮城県岩沼市

「子育て世代に選ばれるまち」を目指す岩沼市。その拠点の一つである子育て支援センターを利用する子育て世代から、生の声を聞きました。

■子育てを通して
〈市長〉
子育てをする中で感じる喜びや幸せ、大変さなどについて教えてください。
〈佐藤久美子さん(以下、佐藤)〉
子どもが笑うとそれだけで嬉しいですし、できなかったことができるようになった時に喜びを感じられるのが幸せです。子どもの感性は面白いので、子育てを通して考え方が柔軟になり、価値観も変わりました。大変さは、終わりのない家事と目まぐるしく起こるアクシデントですね。
〈遠藤わかなさん(以下、遠藤)〉
子どもの成長を近くで見られるのが喜びです。大変ですが、いろいろな楽しさを感じさせてくれます。息子と過ごす時間を通して恐竜や虫の生態など自分が知り得なかったことも学ばせてもらっています。新たな出会いもあり、自分の人生を変えてくれました。親や周りの方への感謝もできるようになりました。
〈増子由衣さん(以下、増子)〉
子どもの成長に立ち会える瞬間が一番の喜びで、子育てをして良かったと思います。仕事上の付き合いが多かったのが、悩みや喜びを共有できるお母さんたちと出会い、人間関係が広がりました。大変だったことは、仕事と子育ての両立です。時間の割り振りに、葛藤しています。
〈市長〉
大変なことがたくさんある中で、成長を見ることができる喜びもあり、子育て支援センターに来て、お子さんを通して交流も広がったということなのですね。
こういった場所に来てみようと最初の一歩を踏み出すのは勇気が要ることだと思いますが、なぜここに来ようと思ったのですか?
〈遠藤〉
家にいる時間が長い日や雨の日などは過ごし方に困ることもあるので、岩沼に住むことになった時に調べました。ここでは子どもが開放的になり、新しいおもちゃで遊んだり、外で遊んだりしてくれるので、来て良かったと思っています。
〈市長〉
話を伺って、お母さん方は休む時間もないということを感じました。子育てはお母さんだけに任せるものではなく、夫婦でしっかりやるものだと思います。岩沼では市内全ての小学校区に子育て支援センターを設置しています。4つの子育て支援センターを皆さんに活用していただけるよう、市としてもしっかりとPRしていきます。

■岩沼のいま
〈市長〉
岩沼の印象や住んで良かったと思う点があれば教えてください。
〈増子〉
自然が豊かで、まちのバランスが良いところが気に入っています。公園が充実していて仙台までのアクセスも良いですね。素敵な個人商店が多いのも魅力です。
〈遠藤〉
市長が市議時代に発行していた「ジュンイチジャーナル」で読んだのですが、岩沼は必要な機能がコンパクトにまとまっていて、まさにコンパクトシティであると感じました。
〈佐藤〉
食べ物がおいしくて、小・中学校が自校給食なのが嬉しいです。
〈増子〉
自校給食はセンター給食よりも残食が少ないと聞いたことがあります。自校給食はおいしさが違いますよね。
〈市長〉
分かります。先日、中学校の給食を食べに行きましたが、本当においしかった!
〈佐藤〉
卒業した子どもや大人も給食を食べられる機会があったら良いです。岩沼の自校給食の素晴らしさが広く知られて注目されるのではないでしょうか。
〈市長〉
岩沼の良いところをPRできるよう、考えていきたいと思います。

■岩沼の未来
〈市長〉
子育て世代に選ばれるまちづくりに向けて、ご提案があれば教えてください。
〈佐藤〉
息子が就学を迎えるにあたり、「小1の壁」を感じています。
発達であったり、不登校であったり、子どものことで困りごとを抱えているお母さんが、一括で相談できる場所があると便利だと思います。不登校の子どもの勉強を見てくれる場所などもあると良いです。
〈市長〉
時代が変化し、子どもも変わってきています。行政もそれに合わせていかなくてはいけないと思っています。さまざまなものをつくっても、利用してもらえなければ継続していけませんので、PRしていきたいと考えています。
〈遠藤〉
ドラッグストアなどで使える子育てクーポンを配布してもらえると嬉しいです。オムツなどはあっという間になくなりますので。
〈増子〉
夏休みなどの長期休みに、放課後児童クラブを朝8時前から利用できると嬉しいです。フルタイムで働く親にとって、8時にならないと利用できないのは、大変厳しいです。開始時間を少しでも早めてもらえると助かります。
〈市長〉
「使う人の立場で」、「市民の目線で」ということを念頭に、行政を運営していかなくてはいけないと思っています。一番は、子どもたちが何を求めているのか、ということです。それをコーディネートしていくのが市の役割であると考えています。できない理由ばかりを並べるのは、市民目線ではないと思います。今まで通りのことをするのは楽ですが、思い切って変えていきます。しっかりと環境を整えていきますので、これからも岩沼市をよろしくお願いします。
〈佐藤・遠藤・増子〉
そうしていただけると本当にありがたいです。
〈市長〉
日々子育てをしている方から生の声を聞くことがとても大事であると考えています。市民の皆さんと意見交換し、風通しの良い市政にしていきたいと思っていますので、これからも岩沼市に期待していてください。また、皆さんの声はとても参考になりますので、何かありましたら、ぜひその声を届けてください。
本日は楽しかったです。ありがとうございました。

対談場所:地域子育て支援センターJ’sキッズ
対談日:11月28日

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