■中学校区で家庭学習の指針
本校(児童272人)は、「心やさしく自ら伸びようとする児童の育成」を学校教育目標に掲げ、思いやりがあり、よく考え、ねばり強く取り組む児童を学校、家庭、地域で連携して育むことに取り組んでいます。現在校舎の建替に伴う引っ越し準備中で、冬休み後は仮設校舎と西校舎を併用して授業にあたっていきます。
学び向上の取り組みとして、「協同的な学びを中心としたもの」とし、全教科を対象に学年ごとに教科を決めて校内研究を進めています。授業ではペアやグループ学習を通じて自分の考えを示したり、友だちの考えを聞き、ともに考え合う環境を整えているほか、体験型の取り組みも進めています。また矢本二中学区での小小、小中連携により「目指す15歳の姿」の実現に取り組んでいます。
学校で学んだことをさらに伸ばすには、家庭の協力が不可欠ですが、家庭の事情もあり一概には言えません。まずは学校に来て良かった、楽しかったと思えるよう意識しています。
デジタルメディアコントロールにも力を入れているほか、無理のない範囲で実現するため、現在矢本二中学区で「家庭教育のすすめ」をまとめているところです。
地域との連携も不可欠で、学校にボランティアで住民に入ってもらったり、5の付く日には登下校の見守り、行事への相互参加などを通じて連携しています。
酒井校長は「どうしても地域の方にとって学校は敷居が高い場所というイメージがあるようですが、より距離を近くできるよう工夫していきたいです」と話していました。
酒井勝則(さかいかつのり) 校長
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