文字サイズ
自治体の皆さまへ

自然災害との共生と豊穣の大地の物語 栗駒山麓ジオパークだより 86

13/26

宮城県栗原市 クリエイティブ・コモンズ

◆栗駒山麓ジオパークの学習活動について紹介
ジオパーク活動が始まってから、今日まで続いているジオパーク学習。子どもたちが何を見て、どんなことを学んでいるのか紹介します。

●ジオパーク学習とは
栗駒山麓ジオパークでは、地域資源の価値を理解し、自然や生活との関係を科学的に考える能力を養うこと、過去の自然災害の情報について学び、防災・減災の意識を持つことを目的に、学年や単元に合わせた学習プログラムを提案しています。
教育関係機関や各種施設、地域住民にも協力いただき、子どもたちにたくさんの学びの場を提供しています。
今回は、プログラムの一例を紹介します。

●栗原の自然や文化を学ぶ
本ジオパークでは、フィールドでの体験学習や施設見学を中心とした学習プログラムを提案しています。例えば、伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターの協力をいただき、伊豆沼での自然観察や昆虫採集を、主に小学1~3年生を対象に実施しています。
栗駒耕英地区では、イワナ養魚場や耕英大根畑を訪れ、生産者から話を聞きながら、収穫体験を行っています。また、小学6年生理科の「大地のつくり」で学ぶ地層を実際の現場で観察し、地層がどんなものからできているのかを調べる学習も行いました。

●災害から身を守るために
栗原地域は平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震をはじめとする地震や大雨などによる水害など、多くの自然災害に見舞われている地域でもあります。そこで、小学5年生以上を対象に、内陸地震の被災現場の見学やビジターセンターで情報収集を行い、内陸地震について知る学習を実施しています。
また、川の成り立ちを再現する実験装置「エムリバージオモデル」を使い、川のはたらきを観察する実験や、洪水が発生した場合にどのような変化が起こるのかをシミュレーションする学習も行っています。

■栗駒山麓ジオパーク学習交流会2023を開催します
栗駒山麓ジオパークでは、市内の小・中学校を中心に本ジオパークの資源を題材とした学習を進めています。
その学習成果を発表し、学習を通じて得た学びや発見を互いに教えあい、交流することを目的とした学習交流会を下記のとおり開催します。
ぜひ、お越しください。

日時:12月20日(水曜日)午前9時30分~正午
場所:栗原文化会館
※詳しくは、栗駒山麓ジオパークウェブサイトをご覧ください。

問い合わせ先:ジオパーク推進室
【電話】24-8836
【FAX】45-5936

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU