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自治体の皆さまへ

【特集】地球温暖化 明日への選択(3)

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宮城県栗原市 クリエイティブ・コモンズ

◆Interview
小さな気遣いをコツコツと
当たり前のことを当たり前にする

◇今、自分たちができることをコツコツと
鶯沢婦人会会長
千葉 たつ子(ちば たつこ)さん(鶯沢日向)
鶯沢地区では、毎年、鶯沢地区環境フェアが開催されています。今年も細倉マインパークを会場に、10月6日(日曜日)に開催されます。
鶯沢婦人会では、毎年このイベントでフリーマーケットを開催し、自宅で利用せずに眠らせている寝具や食器、雑貨などを会場に訪れた人たちに販売しています。これらを不用品として廃棄するよりも必要としている人たちに使ってもらうことで、有効活用ができ、環境負荷も減らせるからです。
この長年の活動から、会員の意識も環境のことを考えて「当たり前のことを当たり前にする」という意識が浸透しています。
例えば、リサイクルできるごみを集積所に出す場合、市のごみの出し方の冊子にあるように、リサイクルしやすいように出すことや、汚れていれば水洗いしてから出すなど、小さな気遣いと取り組みをコツコツと積み重ねることで、着実に環境負荷の低減につながります。これからも、自分たちができることを実行しながら、会員の皆さんと共に活動していきたいと思います。

■鍵は「適応」と「緩和」
人為的な気候変化の影響や緩和策などを話し合う国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)では、今後も世界的な気温上昇を予測しています。
直面するこの状況に「適応」しながら、温室効果ガスの排出量を減らす「緩和」が現実的な対応として鍵になります。
「適応」は、地球温暖化の影響に備えること、「緩和」は原因を少なくすることです。
「ひとりひとりができるくりはらエコチャレンジ」で推奨するように「緩和」は、一人一人の生活のさまざまな場面で取り組むことができます。
地球温暖化に向けた一人一人の力は小さく、取り組み方も人それぞれ。しかし、その小さな積み重ねが集まらないと、地球温暖化は止められません。
これからの私たちの選択と行動が地球と子どもたちの未来に影響を与えます。栗原の子どもたちの笑顔を守るため、今、私たちができることをコツコツと積み重ねる必要があります。最良の選択と行動ができたとき、その先には、きっと子どもたちの笑顔が待っています。

◇2つの気候変動対策
▽原因を少なく 緩和策の例
・節電・省エネ
・温室効果ガスを減らす
・再生可能エネルギーの活用
・エコカーの普及
・森林を増やす

▽影響に備える 適応策の例
・災害に備える
・熱中症予防
・水利用の工夫
・栽培方法の工夫

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