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【特集】知っていますか 糖尿病のはなし(1)

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宮城県登米市

糖尿病患者数は、生活習慣と社会環境の変化に伴って全国的に増加しています。
本市の国民健康保険特定健康診査(※1)では、血糖検査の結果、糖尿病予備群(HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)(※2)の値が5・6%以上6・5%未満)に該当する人が63・7%、糖尿病が疑われる人(HbA1c6・5%以上)が14・0%となっています(令和4年度法定報告値)。後者の割合は、県内35市町村中9番目に多い状況です。
生活習慣病の中でも代表格といわれる糖尿病。でも、その実態は、知っているようで知らないことばかりです。基礎知識を正しく知って、予防対策を始めましょう。

■糖尿病はどんな病気?
糖尿病とは、血液中のブドウ糖(血糖)が多くなる病気です。ブドウ糖は、生きていくためのエネルギーとして大切なものですが、多すぎると血管が傷つきやすくなり、さまざまな病気を引き起こすことにもつながります。
血液中のブドウ糖の割合を血糖値といい、血糖値が必要以上に高くなった状態が慢性的に続くのが糖尿病です。血糖値をコントロールするインスリンというホルモンが不足したり、働きが悪くなったりすることで血糖値が上がってしまいます。これらは多くの場合、生活習慣や遺伝などが影響するといわれています。

■糖尿病の種類と合併症
糖尿病は、大きく分けて、すい臓でインスリンがつくられない「1型糖尿病」と、生活習慣や遺伝が原因となる「2型糖尿病」の2つのタイプがあります。一般的なものは2型で、糖尿病患者の90パーセントを占めます。この他、別の病気や遺伝子の異常、薬剤や感染症などにより発症することもあります。
血糖値が高い状態が続くと、全身の血管に障害が起き、さまざまな合併症を引き起こす危険があるので、注意が必要です。主なものは「三大合併症」といわれます。
自覚症状が出にくい糖尿病は、検査をしないと分からない場合が多い病気です。進行する前に検査をするとともに、予防のために日頃の生活習慣を見直すことが大切です。

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