人が生活する上で必ず発生するごみ。そのうちの多くを占める可燃ごみを減らすことによって、私たちにとってさまざまなメリットがあります。
■市民一人当たりのごみの排出量が増加傾向に
登米市民一人当たりが1日に排出するごみの量は、平成29年度が平均で827グラムだったのに対し、令和4年度には899グラムと増加。ごみ全体の中でも、焼却処理する可燃ごみの割合は約85パーセントを占めている状況です。
また、廃棄物のうち、再資源化されたごみの量の割合を示す本市のリサイクル率は、平成29年度が25・1パーセントで、令和4年度は25・2パーセント。宮城県平均の22・8パーセントよりは高いものの、リサイクルが進んでいない状況です。
■可燃ごみを減らすことでさまざまな負担を軽減
ごみの分別は、処理に係る経費の削減や、環境の保護につながる身近で効果的な取り組みです。
令和4年度のごみの処理費は約4億円。排出量に比例して増減します。ごみの出し方を工夫して可燃ごみを減らすことで、ごみ袋購入費や処理費を抑えることができます。資源ごみであるペットボトルやアルミ缶、紙類、布類などは、集めた後に売却するので市の財源になります。
また、金属類や小型家電などを可燃ごみとして出すと、収集車や処理施設の故障につながる可能性があるので、分別することにより修繕費などの経費を抑えることにもなります。さらに、焼却処理による二酸化炭素の排出量も少なくなるので、環境負荷を低減することができるなど、さまざまな負担の軽減につながります。
■持続可能な社会を目指して
資源循環型の持続可能な社会にしていくためには、一人一人がリサイクルや環境問題について考えることが大切です。この機会に、ごみ袋の中身を見直してみましょう。
■市公式LINEで確認
■ごみの減量にチャレンジ!
◇プラ製品リサイクル
◇紙や布類を分ける
◇小型家電をリサイクル
◇生ごみの減量
■Interview ゴミ収集の現場から
◇リサイクルの意識を高め資源ごみの分別を
クリーンセンター 半澤 裕一(ゆういち) 管理係長
◇資源ごみの回収を進め地域の環境を守りたい
赤沼婦人部 部長 飯塚 信(のぶ)子こさん
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