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【特集】地産地消のすすめ(2)

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宮城県登米市


■学校給食における地産地消の取り組み
登米市は豊富な食材のほか、油麩やはっと汁などの地域に根付いた食文化もあります。こうした恵まれた環境を給食に生かし、こどもたちが地域について学ぶ機会につなげようと、市では毎日の給食になるべく市内産の食材を使用するようにしています。
給食に使用した市内産の食材は、献立表に目立つように太字で記載したり、給食だよりを通して生産者の声を伝えたりしているほか、毎月1回の地域食材の日には、市内産の食材を積極的に活用した給食を提供しています。また、市内産の牛肉を味わう給食や、登米総合産業高校の生産米や生徒が考案したレシピの活用など、多方面と連携して地産地消に取り組んでいます。

■当たり前ではない地域食材の恵みに感謝
生産者の人手不足や後継者問題などにより、市内産の食材を給食用に確保することは簡単ではなくなってきています。しかし、給食を通じて地域の特産品を知り、伝統の食文化を味わうことで、こどもたちが地域への愛着と感謝の気持ちを抱くことを目指して、市はこれからも、地域食材の魅力や食文化について情報発信しながら、地域食材を積極的に活用した、安全でおいしい給食の提供を続けていきます。

■生産者の声

キュウリやトウモロコシ、長ネギ、寒締めホウレンソウなど、一年を通じて合計35品目の野菜を栽培しています。低農薬を心がけた、安全・安心な野菜を農産物直売所などに納品しています。消費者とのふれあいを大切にし、納品の際に出会うお客さんとの会話をもとに、今需要のある品目を考えて生産してみることもあります。育てた野菜を食べた人からの「おいしかった」の声が励みになっています。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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