■みんなで目指す!SDGsと男女共同参画
SDGs(持続可能な開発目標)とは、世界で広がる貧困・格差・地球環境の危機を克服し、「持続可能な社会・経済・環境」を目指す、世界共通の目標です。2015年に国連で開催された「持続可能な開発サミット」で日本も賛同し、国連加盟国193カ国の全会一致で決定されました。2030年を達成期限に、17の目標にすべての国が取り組むことを約束しています。
17の目標の一つに「ジェンダー平等」があります。これは、性別にかかわらず、平等に責任や権利、機会を分かち合い、あらゆる物事を一緒に決めることができることを意味しています。男性と女性は身体のつくりは違っていても平等です。しかし、今の社会では男性の役割・女性の役割など、個人ではなく「社会的・文化的に作られた性別(ジェンダー)」によって、生き方や働き方が決められてしまうことがあります。そこで、世界中で法律や制度を変えたり、教育やメディアを通じて意識を高めたりすることで、ジェンダーを問い直し、全ての人の人権を尊重し、性別にかかわらず、その個性と能力を十分に発揮することができる社会づくりのための取り組みが行われています。
性別による固定的な役割分担意識を解消し、お互いの能力や個性が発揮できる男女共同参画社会を目指し、持続可能なえびの市をつくりましょう。
文:市総務課人権啓発室
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