■毎食の食事に野菜料理をとりいれましょう
皆さんは、毎日野菜をどのくらい食べていますか。厚生労働省は、生活習慣病予防の観点から、1日に野菜を350g(そのうち緑黄色野菜120g)以上食べることを目標にしています。しかし、宮崎県民の野菜摂取平均量は、成人男女どの年代とも目標に達しておらず、約100g不足している現状です。
野菜には、食物繊維、ビタミン、カリウム、カルシウムといった健康に欠かせない栄養素が豊富に含まれます。カリウムは、余分なナトリウムを排せつする作用があるため、血圧が上がるのを防ぐ働きがあります。食物繊維は、脂質や糖質の吸収をゆるやかにするため、血液中のコレステロール、中性脂肪、血糖値の上昇を抑えます。
野菜350gはどのくらいの量なのか実感しにくいですが、料理にすると、小鉢程度(1皿70g)がだいたい5皿くらいになります。1日3回の食事で合計5皿食べることを目指しましょう。また、同じ種類の野菜だけではなく、多くの種類で食べることがおすすめです。
▽野菜を取り入れるポイント
・ゆでたり、炒めたりするとカサが減って食べやすくなります。
・汁物は野菜たっぷりの具だくさんにしましょう。
・カット野菜、冷凍野菜も上手に活用しましょう。
・外食、中食(惣菜や弁当など)では、野菜の入っているメニューを選ぶように心がけましょう。
文:市立病院栄養管理室
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