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自治体の皆さまへ

認知症と共に生き、共に暮らす(2)

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宮崎県えびの市

■みんながほっとする地域力でつながるえびの
▽えびの市が目指すチームオレンジとは
認知症の人やその家族を地域で支えていくために、えびの市ではチームオレンジの結成を進めています。家庭や家族介護者だけでは、介護の負担感が増していきます。認知症の人を自宅の敷地外で見かけたときに、近所の人が声をかけたり、自宅へ誘導したりすることができれば、本人も安心して近所を散歩することができます。また、不幸な事故や行方不明になる危険を回避することができます。
そのため、下の図のように、関係機関や地域の皆さんが一緒になって支え合うチームオレンジの仕組みを目指しています。
チームオレンジとは、認知症の人と家族の困りごとを早期から継続して支援するために、本人やその家族、地域の皆さん、取り巻く関係機関が手を取り合って、無理のない範囲で見守っていく体制のことです。

▽見守りや声掛けで安心できる環境を
認知症が進行すると、記憶障害や見当識障害(今自分がどこにいて、何をしているのか)だけでなく、判断力や理解力の低下により、日常の生活に支障をきたすことがあります。認知症による行方不明者は、令和5年度に全国で約1万9千人に上りました。
認知症の一人歩き(徘徊)の症状が出てくると、家族だけでは介護負担も大きく、見守りにも限界があります。認知症の人の一人歩きは、本人が目的をもって外出しても、途中で目的を忘れたり、道が分からなくなったりすることで起こります。地域で見守ることで、認知症の人もその家族も安心して生活を送ることができます。
認知症になっても、本人は自分の思いを持って生活しています。これまでの本人と変わらないという意識を持ち、みんなで温かく見守っていきましょう。

■認知症を学ぼう 認知症サポーター養成講座
認知症サポーターは、認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族を温かく見守る「応援者」です。対応の仕方を学ぶことで、困っている様子に気づき声をかけたり、お手伝いしたりすることができます。自分でできることからはじめてみましょう。
市では、認知症サポーター養成講座の受講を希望する組織や団体を募集しています。講座を修了した人には、「オレンジリング」を配布し、サポーターの目印にしています。

■認知症を語ろう オレンジカフェ「よかとこ」
認知症の人やその家族、地域住民、誰でも気軽に立ち寄れる集いの場です。認知症に関する書籍やパンフレットの展示もあり、自由に閲覧できます。認知症や介護、病気、悩みごとなど専門のスタッフが相談に応じます。ぜひ、ご参加ください。
開催日:毎月第3水曜日
時間:午前9時30分~午前11時30分
場所:市民図書館学習室
参加費:50円
※申し込みは不要です。

■高齢者の総合相談窓口
▽市介護保険課地域包括支援センター
【電話】35-1112
午前8時30分~午後5時15分(月曜~金曜)

▽南部在宅介護支援センター(シルバーケアステーションほうよう内)
【電話】25-3311
担当:赤﨑正和さん
午前8時30分~午後5時30分(月曜~金曜※祝日除く)

▽中部在宅介護支援センター(えびの市社会福祉協議会内)
【電話】35-2800
担当:矢野香織さん
午前8時30分~午後5時(月曜~金曜※祝日除く)

▽東部在宅介護支援センター(さくら苑内)
【電話】33-2377
担当:大野祥照(よしてる)さん
午前8時~午後5時(月曜~土曜)

▽西部在宅介護支援センター(えびの涼風園内)
【電話】37-3085
担当:古川春香さん
午前8時~午後5時(月曜~金曜※祝日除く)

お問い合わせ:市介護保険課地域包括支援センター
【電話】35-1112(課直通)

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