大規模災害が発生したときに、一番大切なのは、自分や家族の命を守ることです。そのために私たちが日頃から災害に備えることが大切です。
宮崎県では、過去の大災害の教訓から、以下の3つの行動を県民の皆様に今すぐ取り組んでいただきたい命を守る行動とし、災害に備えている県民の割合100%を目指しています。
◆川南町ハザードマップ
川南町では、本年度(令和5年度)、ハザードマップを更新予定です。新しいハザードマップは、全戸配布しますので、避難場所や避難ルートを御確認いただくとともに、保管をお願いします。なお、ハザードマップは、町ホームページでも御確認いただけます。
※ハザードマップなど防災関連情報はコチラ
(町ホームページ記事検索ID:1228)
1.地震による揺れから命を守るための家屋の耐震化や家具の固定
平成7年の阪神・淡路大震災では、家屋の耐震化等事前の備えで生死が決まったと言われています。特に大地震では昭和56年以前の古い耐震基準の時に建てられた住宅は、倒壊する危険性が高くなります。先の熊本地震においても、倒壊建物により死者が発生した建物の多くが、古い耐震基準時代のものであったとされています。
また、地震の激しい揺れでは、倒れてきた家具で怪我や、命を失うことも考えられるため、「家具の固定・転倒防止」に取り組む必要があります。
◇木造住宅建築物等地震対策促進事業
川南町では、町内に住所を有する方が所有し、町内に所在する昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅の耐震診断、改修工事に対する助成を行っています。
詳しくは、建設課建築係(【電話】0983-27-8013)まで
2.津波や洪水から命を守るための早期避難
懸念される南海トラフ巨大地震では、震度7の揺れだけでなく、その後の津波も大きな脅威です。県の想定では、地震から十数分で最大17m(川南町では最大13m)の津波が襲い、死者の約80%が津波によるものとされています。津波から助かるには逃げるしかありませんので、いかに早く安全な場所に逃げることができるかが生死を分けます。東日本大震災についてのある調査によると、大震災で津波から助かった方と命を失った方の避難開始までの時間差は、わずか2分であったとの結果も出ています。
ハザードマップで指定避難場所や避難ルートを確認しておくことが大切です。また、レジャーなどで海辺に行くときも、もしものときにどこに逃げるか意識しておく必要があります。
◇避難訓練・防災訓練
川南町では、関係機関・自治公民館と協力し、津波被害想定地区などを対象とした避難訓練・防災訓練を行っています。
避難訓練の情報は、お知らせ・防災無線等で案内しています。ぜひ参加して災害に備えましょう。
3.災害後に命を繋ぐ水や食料などの備蓄
大規模災害では、道路の損壊による物流のストップや工場等の被災により、スーパーやコンビニなどから一気に商品がなくなります。さらに、電気、ガス、水道などのライフラインが被災し、長期間にわたり日常生活に支障が出ることとなります。
もちろん、自治体や自衛隊などの支援も期待できますし、そのための訓練なども行われていますが、ただでさえ全国に被災者がいて品物が不足しがちであることや、道路や橋梁の被災状況によっては支援が届くまで時間がかかる場合も考えておく必要があります。
(1)水や食糧など生活必需品を1人当たり最低3日分できれば1週間分備えておきましょう。
(2)日常生活の中で備蓄(ローリングストック)を行いましょう。
(3)非常時持出品を準備しましょう。
(4)外での被災に備え非常持出品を持ち歩きましょう。
(5)体調を整えるための食品も備蓄しましょう。
(6)家族の好きな物や食べなれている物を選びましょう。
(7)電気やガスが使えない場合に備えましょう。
(8)トイレ対策を万全にしましょう。
■消防団の活動を紹介
川南町消防団では活動を多くの方に知っていただくため、広報チラシ及び特別動画を作成しました。
内容は、地域おこし協力隊のソクさん、フリーアナウンサーの小西さんが消防機材の訓練を体験レポートしているほか、年間を通した訓練、活動を紹介しています。
広報チラシは、令和5年12月及び令和6年1月発行のお知らせかわみなみに同封していますので、ぜひ御覧ください。
※特別動画はYouTubeから御覧ください。
川南町消防団では団員を募集しています。男性・女性を問いません。
興味を持たれた方、入団希望の方は、まちづくり課【電話】(0983-27-8002)まで御連絡ください。
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