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宮崎県川南町

令和6年7月7日(日)サンA川南文化ホールにて、令和6年度川南町PTA研究大会が開催されました。この大会では、これまで町PTA活動に尽力された14名の方への功労表彰が贈られたほか、多賀小学校PTAによる実践発表が行われました。町内の各PTAでは、生徒戸数の減少に伴い、これまでの体制では、運営が難しくなってきており、それぞれのPTAで現状にあった組織、運営のあり方を模索しています。
多賀小学校PTAの実践発表の後は、川南町NF教育研究会健康教育部会による発表が行われました。川南町NF教育研究会健康教育部会では、子どもたちのメディア利用について、アンケート調査や研究を長年にわたり実施。子どもたちのメディア利用時間が長いことは、子ども達の成長、学習面からみても改善していくべき課題であると発表されました。
続いて、こどもメディアみやざき代表・どんぐり子ども診療所所長の糸数智美氏による「デジタル社会を生きる子どもたち~子どもの心とからだを守る~」と題した講演が行われ、糸数氏は、冒頭、「私が携わってきたケースと川南町NF教育研究会健康教育部会の先生方の研究結果は、繋がっている。今日は、そのために私たち、大人が何をすべきかを伝えたい。」と述べられ、スマートフォンやタブレット、ゲーム機などが子どもの発達に与える影響とそのために大人ができることをお話しいただきました。

●「ながらスマホ」育児の影響
子どもが満たされず、かんしゃくを起こす子どもになる可能性があります。子どもが話かけてきたとき、目をしっかり見て答えてあげることが大事です。

●無料で使えるデジタルサービスの怖さ
ある動画投稿アプリの利用規約は、40ページもあり、全てを理解することが非常に難しい上に、アップした動画等の著作権のほとんどをアプリ提供会社が持つ契約になっていて当該アプリ提供会社が自由に使うことができるそうです。責任と権利について十分に理解し考えて利用することが大切です。

●発達や心身への影響
・外遊びが少ないことで、乳幼児期の興奮体験(笑う、泣く、怒るなど)が不足し、興奮のコントロールが上手くできない子どもが増えているそうです。
・タブレットやスマホ、ゲーム機などの画面を見すぎることで、実態での距離感が掴みにくくなる(バスケットボールのシュートが入らなくなるなど)立体視力の低下のおそれがあります。
・人間らしい活動を行うための重要な部分である脳の前頭前野は、外で遊ぶ、絵を描くなどすることで発達するそうです。

●大人ができること
・子どもたちを見守ること、相談できる場を見つけること、子どもとメディア利用について一緒に考えることが大切です。

午後からは、農村環境改善センターにて、家庭教育学級のミニバレーボール大会が開催されました。参加者たちは、汗を流しながら、親睦を深めました。

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