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防災特集(1)

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宮崎県日南市

大雨や台風のシーズンとなりました。市民の皆さんはどのような対策をしていますか?さらに、今年は全国各地で地震が多発しており、本市でも大きな地震が発生しました。
日頃の備えがいざという時に命を守ります。自分や大切な人の命を守るために、防災に関する正しい知識を身に付け、災害に備えましょう。

■01 地震・津波対策
今年1月に発生した能登半島地震では、多くの道路が被害を受けて避難や物資の輸送に影響が出ました。輪島地区では火災により多くの建物が焼失し、復旧・復興が急がれるところです。この地域は歴史的景観を残す建物などもあり、日南市としても他人事とは思えない事柄です。
さらにこの地震では、規模は小さいものでしたが津波も発生しています。現在予想されている「南海トラフ地震」への対応を今一度考えましょう。
日南市と周辺地域を結ぶ主要道路は、海岸線を通る国道220号や急峻な山地部を通る国道222号、県道28号日南高岡線、県道33号都城北郷線など、地震による被害が発生すると物流や人流に直ちに影響を及ぼします。個人としての備えをしっかり行いましょう。
(1)とにかく「怪我をしないこと」そして「閉じ込められないこと」が重要です。家具の固定や配置を工夫して怪我や閉じ込めを防ぎましょう。
※住宅の耐震診断や耐震改修の補助制度もあります。
(2)大きな地震は長く揺れます(東日本大震災では約3分間)。揺れている間は動けません。火の始末は揺れがおさまってからです。
また、自宅を離れ避難する場合はブレーカーを切ってから避難しましょう。
(3)激しく長く(目安は1分)揺れたら巨大地震です。津波が来ます。
沿岸域にお住まいの方は、警報の有無にかかわらず、避難を始めましょう。
(4)津波警報・注意報が解除されるまでは、避難を続けましょう。
水や食料(お菓子でも可)、雨具や懐中電灯などを入れた「非常持ち出し袋」を準備して、玄関などに置いておきましょう。

■02 台風や大雨対策
今年は台風の発生が例年より遅いようです。台風の発生が遅いからといって、発生数や上陸数には大きな違いは無いそうです。つまり、今年は短い期間で例年並みに台風が発生するかもしれません。
(1)天気予報を参考にして台風や大雨のタイミングに備えて準備を進めましょう。台風の接近にともなって、スーパーマーケットやコンビニエンスストアのパンやカップ麺などが品薄になる場合があります。日頃から備蓄に努めましょう。
(2)日南市から避難に関する情報が発表されたら早めの避難を心掛けましょう。避難に関する情報は「高齢者等避難」「避難指示」「緊急安全確保」の三つです。急な斜面の近くにお住まいの方は「高齢者等避難」または「避難指示」で避難しましょう。
(3)大きな台風の接近や通過の際は「停電」が発生しています。情報の収集のために、携帯電話の電源やラジオ用の電池などを日頃から準備しましょう。

■03 土砂災害対策
令和3年に発生した小内海での土砂災害は未だ記憶に新しいところです。JR小内海駅や飲食店に被害が出た災害です。この災害は、土砂災害警戒区域などの「ハザードマップ」に表示のない場所で発生しました。
(1)ハザードマップにかかわらず、急な斜面の近くにお住まいの方は避難を検討しましょう。
(2)土砂災害の主な原因は「雨」です。台風や大雨対策と同様、天気予報を参考に避難の準備を進めましょう。
(3)災害時の避難については、避難場所だけではなく、避難する経路を含めて検討しましょう。

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