このコーナーでは、地元の学校を1年間を通して紹介します。
■日南市立飫肥中学校
飫肥中学校は、創立78年目を迎える伝統ある学校です。生徒は毎朝、青春ロードと呼ばれる正門から伸びる坂道を登ぼり登校しています。学校の目標は『心豊かで志を高くもち、たくましく生きる生徒の育成』です。「全力投球悔いなき一日全員参加悔いなき活動」をモットーに、生徒が日々の勉強や部活動に励む中で、一人一人が目的意識を高くもち、実力を十分に発揮することを目標にしています。
◇学校の紹介
生徒会長の甲斐敬大です。私たちが通う飫肥中学校は、日南市の観光の中心にもなっている飫肥城跡の近くにあります。豊かな自然に囲まれて、広大なグラウンドが二つもあるところが自慢の一つです。また、飫肥中学校では「自立・共生・感謝」と「ちがいをちからにする学校」を合言葉に一人一人が自分や友達の個性を大切にしながら学校生活を送っています。今年度の生徒会スローガンは「結束BANDOtogether」に決まりました。結束バンドのようにみんなで協力し、体育大会で高め合った結束力をさらに高めていこうという願いが込められています。このスローガンを基に飫肥中学校がもっと明るく元気の良い学校になるといいなと思っています。今年度も「自立・共生・感謝」の行動があふれる飫肥中学校を自分たちの力で創っていきます。
◇初の5月開催〜体育大会
体育大会実行委員長の西村亮匠です。初の5月開催の体育大会に不安を感じながら運営を行いましたが、リーダー会などを繰り返し、できない部分を改善したことで生徒だけで全体練習を回せるようになりました。当日は天候が悪く、予定どおりにいかない部分がありましたが、先生方や保護者の方、団長を始めとしたリーダーたちが臨機応変に対応して無事実施することができました。飫肥中学校といえば、応援合戦。学年の垣根を超えた応援歌の大熱唱、息の合った振り付けには感動しました。初の5月開催、また悪天候と例年とは違う体育大会でしたが、心に残る良い体育大会でした。このような貴重な体験を実行委員長という立場で経験できたことを誇りに思います。
◇私たちの誇り〜泰平踊
泰平踊副実行委員長の南村瑠希です。5月に入り、泰平踊保存会の皆さんのご指導をいただき、頑張って練習をしてきました。その練習の成果を体育大会で披露しました。僕は、体育大会で披露した後は、練習を頑張って良かったと思い、すがすがしい気持ちになりました。伝統ある泰平踊を体育大会で披露したことで、保護者の方や地域の方も大変喜んでくださいました。次は10月に行われる飫肥城下まつりで泰平踊を披露します。3年生にとっては、中学校生活最後の泰平踊になるので、今までで一番気持ちの入った泰平踊を披露します。ぜひ、ご覧ください。
◇可憐な伝統〜小米桜
全校小米桜実行委員長の小坂美月です。飫肥中学校には、昭和24年に「みづよ高原」を築かれた岡元京子先生が創作された「小米桜」という伝統的な踊りがあります。「小米桜」とは、白い小さな花が密集して並んで咲く、春の花です。その様子をイメージして、11個の白い小花がついた竹を持って全校女子生徒で踊ります。これまでの先輩方の立ち振る舞いを見て、私も小米桜実行委員長を務めたいと思い立候補しました。実際に務めたことで、全校女子生徒をまとめることは大変でしたが、みんながどんどん上手になっていく姿を見て、やって良かったと思いました。体育大会本番では、一番良い踊りを披露することができました。地域の方々の温かいご支援を受けながら、これからも大切な伝統を受け継いでいきます。飫肥城下まつりでも踊りますので、楽しみにしていてください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>