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健康にちなん21

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宮崎県日南市

■「子どもたちのむし歯を予防しましょう」

子どもの歯は、6~7カ月ごろから乳歯が生え始め、6歳~12歳前後で徐々に永久歯に生え変わります。乳歯は、永久歯と比べて柔らかく、また、永久歯も生えてから2~3年は歯の質そのものが未成熟なので、むし歯になりやすく、進行も早いといわれています。そのため、将来の健全な永久歯を保つためには、この時期のむし歯予防がとても重要になります。

◇むし歯予防の3つの方法
むし歯をつくる原因は「むし歯菌」「食物(糖分)」「歯の質」です。これらの対策として、毎日の歯磨きやおやつの工夫、フッ化物の利用がむし歯予防につながります。

◇歯磨き
歯と歯の間や歯茎と歯の間、奥歯などは、磨き残しが多くなりやすいので、特に丁寧に磨きましょう。まだ上手に磨けないうちは、保護者の仕上げ磨きを行いましょう。

◇おやつの工夫
口の中に残った糖分は、むし歯菌の餌になり、おやつの回数が多くなるほど歯を溶かしやすくなります。おやつの時間を決めて、甘いものばかりにならないように工夫しましょう。

◇フッ化物の利用
フッ化物には「歯の質を強くする」「歯の表面の傷の修復を助ける」「むし歯菌の活動を弱める」という3つの効果があります。フッ化物の利用には3つの方法があり、毎日の歯磨きや洗口液でのうがい、歯科医院などで塗布する方法があります。

◇フッ化物洗口について
フッ化物洗口は、WHO(世界保健機構)をはじめ、厚生労働省や歯科医師会など多くの専門機関が認める、安全で効果の高いむし歯対策として推奨されています。
宮崎県では、子どもたちのむし歯が全国と比較して多いことから、フッ化物を応用したむし歯対策が取り組まれています。日南市でも、保護者の希望調査のもと、平成26年度から順次、小中学校でのフッ化物洗口事業を開始し、少しずつむし歯が減ってきています。

歯磨きやおやつの工夫、フッ化物の利用を上手に組み合わせ、将来につながる子どもたちの大切な歯を守っていきましょう。

問い合わせ:学校教育課
【電話】31-1144

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