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令和6年度・美郷町施政方針(2)

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宮崎県美郷町

1.農林業の振興
本町の基幹産業である農林業の振興は最重要課題であり、重点的に取り組んでまいります。特に担い手の確保と育成対策の充実を図り、農林業の振興と地域活性化を推進します。

農業の振興につきましては、日本型直接支払制度や新規就農者育成総合対策等、国県の農業政策を活用し、農業生産活動が継続できる体制づくりに努め、農業所得の向上と経営安定を図るとともに、親元就農や事業承継による新規就農者の確保を目指します。また、昨今の情勢を鑑みた支援を行い、栽培面積や飼養頭数、飼養羽数の維持、生産者の営農意欲向上に努めます。関連して耕畜連携を推進し、循環型農業の確立を目指し、遊休農地化の抑制、化学肥料低減定着を図ります。また、将来の農業や農地利用の在り方等を明確化する「地域計画」の策定を令和6年度中に完了し、本町農業の振興・発展に努めてまいります。
林業の振興につきましては、森林整備計画の基本方針に則り、適切な森林施業を推進し、県が唱する再造林率日本一を目指すため、特に伐採後の適確な更新を山林所有者や林業事業体に強く促していきます。これに伴う林業事業体の強化や担い手・後継者の確保、人材育成を含め、森林所有者の意向調査や大規模保安林化、作業道の整備等、様々な事業に森林環境譲与税を活用し実施してまいります。椎茸や木炭等の特用林産物については、生産者の負担軽減と作業の効率化を図る施策により、生産意欲を促し、生産量や品質の向上に努めてまいります。

鳥獣被害対策につきましては、これまでどおり関係機関や団体と連携して、捕獲による個体数削減や防護施設の設置等による対策を強化し、被害軽減に努めてまいります。

6次産業化につきましては、「美郷町地域ぐるみで取り組む6次産業化基本構想」に基づき、産業の振興に取り組んでいるところであります。町内において、栗加工施設が6次産業化の形態を達成している唯一の施設でありますので、町の6次産業化のモデルとして栗の更なる振興を図りながら、町全体の6次産業化推進のための財源を確保し、他の農産物の振興にも繋げてまいります。

2.商工業、観光の振興
商工業の振興につきましては、商工業活性化の中心的な役割や地域コミュニティ機能を担う商工会への支援をはじめ、中小企業育成、意欲ある法人・個人等が行う新規起業や経営拡大、事業承継などを各種支援制度によって継続的に支援します。
今後も、総合的な振興発展や社会一般の福祉の増進を担う地域唯一の総合経済団体である商工会との連携を密にしながら、地域の特徴を踏まえ各種事業を展開してまいります。

観光振興につきましては、コロナ禍も終息とはいかないものの次のステージに入り、町内での各種観光イベントもコロナ禍前と同規模で開催することが出来ており、コロナ禍前の賑わいを取り戻しつつあります。
また、町の新たな観光ブランドとして「DRIVE TO MISATO」を打ち出し、プロモーション活動を実施しており、その成果もあって美郷町の知名度や「DRIVE TO MISATO」の認知度も確実に上がってきたと感じています。今後も引き続きプロモーション活動を継続し、町内に点在する観光景勝地や飲食店、宿泊施設等への周遊機会の創出を図るとともに、体験型、交流型のツアーの推進を通じて、交流人口・関係人口の拡大に取り組んでまいります。

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