■大島畠田(はたけだ)遺跡(金田町)
大島畠田遺跡では、県営ほ場整備事業に伴い平成11年に発掘調査が実施されました。
調査では、大型の掘立柱(ほったてばしら)建物をはじめ、門跡や池状の遺構などを発見。また、国内で作られた緑釉(りょくゆう)陶器や中国で作られた茶わんなどの青磁・白磁などが多数出土したことから、本遺跡は平安時代の有力者の邸宅跡であると考えられました。このことから、地方で「富豪層」が台頭しはじめたことをうかがうことができる全国的にも珍しい遺跡として、平成14年に国指定史跡となりました。
文化遺産の保全と活用の観点から、平成28年に歴史公園として整備されている本遺跡。約2万7千平方メートルの敷地を誇り、憩いの場としてだけでなく、学びの場としても楽しめる公園になっています。
問い合わせ:文化財課
【電話】23‒9547
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