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■射水市民病院 帯状疱疹(たいじょうほうしん)~痛みを伴う発疹がでたら早期に受診しましょう~
麻酔科医師 澁谷 伸子
多くの人が子どもの頃に水ぼうそうのウイルスに感染して全身に水疱ができたと思います。水ぼうそうが治った後もウイルスは神経節というところに潜んでいます。普段は、免疫機能によってウイルスの活動が抑えられていますが、疲労、病気、加齢などで免疫機能が落ちたときにウイルスが再び暴れだし、神経をつたって皮膚まで到達し、帯状の水疱が現れます。これを帯状疱疹といいます。
知覚神経に沿って進行するのでまずチクチク、ピリピリとした痛みが先行するのが特徴で、数日後に水ぶくれを伴う赤い発疹が現れます。多くは上半身の左右どちらかに現れますが、顔面や頭部にできることもあります。顔面にできると眼や耳、顔を動かす筋肉に障害を残す可能性があります。また、高齢や皮疹が重症な方や、治療が遅れた場合には、後遺症として激痛が残ることがあり、長期間にわたって睡眠や日常生活に支障をきたします。
有効な治療は、早期に抗ウイルス薬を内服することです。赤い発疹がでたらなるべく早く皮膚科を受診しましょう。
帯状疱疹はだれでも発症する可能性があります。特に、50歳を過ぎると急に発症率が上がると言われており、50歳以上の方は、ワクチンを接種することで発症や重症化を予防することができます。
各種問合せ先
【電話】82-8100【HP】https://hosp.city.imizu.toyama.jp/
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