令和5年9月市議会定例会本会議で、滑川市は「ゼロカーボンシティ」を目指すことを表明しました。
■「ゼロカーボンシティ」とは?
環境省では、「2050年にCO2(二酸化炭素)を実質ゼロにすることを目指す旨を公表した地方自治体」をゼロカーボンシティとしています。
■「CO2(二酸化炭素)を実質ゼロにする」とは?
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの人為的な排出量から、植林や森林管理などによる人為的な吸収量を差し引き、合計を実質的にゼロにする(=カーボンニュートラル)の状態を意味しています。排出量を完全にゼロに抑えることは難しいため、排出せざるを得なかった分については同じ量を吸収または除去することで、差し引きゼロを目指します。
〔温室効果ガス排出する量〕‐〔吸収・除去する〕量=0
→カーボンニュートラルの実現
■なぜ、カーボンニュートラルが必要なの?
近年、地球温暖化が原因と考えられる気候変動により、世界各地で集中豪雨や猛暑などの異常気象が発生しています。気候変動に伴い、今後さらに自然災害などのリスクが高まることが予想されており、私たちの生活にも大きな影響を及ぼす恐れがあります。
▽1850~1900年を基準とした世界平均気温の変化
2020年時点で世界の平均気温は、工業化以前(1850~1900年)より、約1.1℃上昇しています。
■今後の滑川市の取り組みは?
令和5年度・令和6年度の2箇年で、ゼロカーボンシティ実現のために必要となる温室効果ガスの削減目標や、そのための取組内容を決定し「滑川市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」として取りまとめます。
計画策定に際し、市民の皆様や事業者の皆様にアンケート(無作為抽出)を行う予定です。アンケートが届いた方は、回答にご協力をお願いします!
問合せ:企画政策課
【電話】475-2119
<この記事についてアンケートにご協力ください。>