市には、幼児教育施設として、保育所・幼稚園・認定こども園があり、それぞれの施設では特色ある幼児教育が進められています。
幼児期は「遊び」を通して小学校以降の学習の基盤となる芽生えを培う時期であり、小学校ではその芽生えをさらに伸ばしていくことになります。そのためには、幼児教育と小学校教育を円滑に接続することが重要であり、市では次の取り組みを推進しています。
●幼児期
「遊び」を通して学習の基盤となる芽生えを培う時期
●小学校~
その芽生えをさらに伸ばしていく時期
■幼小合同研修
幼児教育と小学校教育の円滑な接続のため、教員と保育者が合同で研修会を行い、接続期の教育についての共通認識を図っています。
また、幼児教育現場に教員が訪問し幼児教育の実態を学ぶ、小学校に保育者が訪問し授業と児童の様子を学ぶ、といった学び合いも共通認識を図る一環として実施しています。
■育ちの支援・引継ぎシート
一人ひとりの子どもにはいろいろな特徴があります。保育所・幼稚園・認定こども園では、その子の特徴に合った支援を実施しています。例えば、耳がよく聞こえすぎる(聴覚が過敏など)ために周囲の音全てが聞こえてしまい、先生の口頭での指示が理解しづらいお子さんに対して、目で見て指示がわかるように黒板に書くなどの支援を行っています。
育ちの支援・引継ぎシートは、このような園での支援内容を学校教育現場に引き継ぎ、お子さんの学校生活に役立てようという取り組みです。
シートは保護者や園の先生、支援機関の支援者が学校に引き継ぎたい支援内容を記入し、学校に保護者から手渡ししてもらうことになっています。
保護者や園の先生、支援機関の支援者が、学校に引き継ぎたい支援内容を記入→学校に保護者から手渡し
※このシートは希望者のみが提出するものです。園の先生からシートの紹介を受けて、保護者が希望される場合に学校へご提出ください。希望するか判断に困ったときは、学校への引き継ぎがあった方がよいか、なくてもよいか、園の先生や支援機関にご相談ください。
お子さんを取り巻く環境が大きく変わる就学の時期は、お子さんも保護者も不安になりやすいものです。
市では、小学校教育・幼児教育・子育てに関する相談事業を教育委員会が担当し、安心して就学できるよう支援しています。
お子さんに関する相談について、詳しくは市HPをご覧ください
問合せ:こども家庭センター
【電話】475-1566
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