◆指定緊急避難場所・津波避難ビル
黒部市地域防災計画では、災害が起きたときに、まずは差し迫る危険から命を守るために一時的に避難する「指定緊急避難場所」を指定するとともに、津波から身を守るための「津波避難ビル」を指定しています。ハザードマップで場所を確認しておきましょう。指定緊急避難場所・津波避難ビルは、一時的な避難場所のため、備蓄品が充足しているとは限りません。自分で準備できるものは日頃から備え、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。
◆災害時の情報収集に備えて
災害時には正確な情報を得ることが命を守ることや不安を減らすことにもつながります。緊急時に備えて登録や準備をお願いします。
◇市公式LINE
気象警報や避難情報などを配信します。友だち登録後、受信設定の欲しい情報から「防災」を選択してください。
◇緊急情報メール
下記アドレスへ空メールを送信するとメールが届きます。内容を確認し、登録を行ってください。
【メール】k.bousai@city.kurobe.toyama.jp
◇黒部市災害情報ポータルサイト
緊急情報や気象情報、ハザードマップなどを掲載しています。
◇防災行政無線戸別受信機
地震情報や気象警報発表状況等をお知らせします。市役所総務課にて購入できます。
・負担金 1,000円/台
◆今後の課題と災害対策の見直し
市では、今回の地震から見えてきた課題を踏まえ、地区の皆さんの意見も聴きながら、次の事項の見直しを図ります。
・施錠された指定緊急避難場所を速やかに開設するための検討
・指定緊急避難場所における一定数の備蓄品配置の検討
・避難場所との連絡体制および状況把握の確認
・市HP(ホームページ)やSNS、防災行政無線等を活用した適切な周知
◆被災地への復興支援
市では、被災された地域の方々に向けて次の支援を行っています。
◇被災自治体への職員派遣による支援
・災害派遣医療チームDMATの派遣(石川県七尾市)
・緊急消防援助隊の派遣(石川県珠洲市)
・応急給水(氷見市、高岡市)
・避難所応援職員の派遣(氷見市)
◇被災自治体からの受入れ
・七尾市、能登町より高齢者、入院患者等の受入れ
◇パッケージによる避難者受入れ
1月11日に、宇奈月温泉等の宿泊施設滞在と市営住宅入居を組み合わせた広域滞在型の避難所施設の提供を発表しました。
〔概要〕
・宿泊施設に1週間から10日間程度滞在し、体調を調整。
・宿泊中、市営住宅の入居先を被災者に確認の上、市営住宅の入居先を決定。その間に家財道具の用意および保健師等の巡回も実施。
〔宿泊部屋数〕
100室弱(300名弱)程度
〔特徴〕
・宿泊期間中に市が家財道具等の用意をすることで、被災者の広域避難へのハードルが低くなる。
・宿泊期間中に体調も整えていただける。
〔市営住宅の決定と生活〕
被災者の希望を聞きながら、適切な公営住宅へ移動していただく。市は民間団体と連携しながら、健康チェックや見守りを実施するとともに、新たなコミュニティをつくり、生活していただく。
〔受入可能戸数〕
市営住宅50戸、250名(1戸当たり最大5名程度)*能登地域の皆さんにご紹介願います。
問合せ:企画情報課
【電話】54-2115
◆災害への日頃の備え
◇防災バッグを準備しよう
災害発生から72時間(3日間)は人命救助が優先されるため、物資の支援は遅くなってしまうといわれています。最低でも3日間は耐えられるよう、食料や水、衛生用品やモバイルバッテリーなどを防災バッグに入れ、玄関などのすぐに持ち出せる場所に準備しておきましょう。持病がある方は薬やお薬手帳も忘れずに。停電や断水時の在宅避難に備え、普段から少し多めに日用品を買って日常的に使用し、使った分だけ新しく買い足して生活の中で備蓄しておく「ローリングストック」もおすすめです。
◇家族との連絡手段は?
家族が別々の場所にいるときに災害が発生した場合でも連絡がとれるよう、日頃から安否確認の方法や集合場所などを家族で話し合っておきましょう。
◇家具の転倒・物の落下を防止
家具・本棚をL字金具で壁に固定したり、天井との間に突っ張り棒を設置したりしましょう。テレビなどには転倒防止シールを貼り、高いところに物を置かないようにしましょう。家具が倒れたときに出入り口をふさいだりしないよう、向きや配置を工夫しましょう。
◇ペットの安全を守るために
大切なペットのため、同行避難できるように水やペットフードを入れた「ペット用防災バッグ」を準備しておきましょう。また、避難場所ではほかの避難者への迷惑にならないよう、日頃から基本的なしつけをして、ケージやキャリーバッグに慣らしておきましょう。迷子対策のために首輪や名札、リードをつけて避難しましょう。
◆令和6年能登半島地震災害義援金を受け付けています
地震災害で被災された方々を支援するため、「令和6年能登半島地震災害義援金」の受付を行っています。お預かりした義援金は、日本赤十字社を通じて被災地に送られます。
受付場所:福祉課、宇奈月サービスセンター
受付時間:8:30~17:15(土日祝日除く)
受付期間:令和6年3月29日(金)まで
問合せ:福祉課
【電話】54-2502
◆相談窓口
◇り災証明書(住家)・被災届出証明書(住家以外)
問合せ:福祉課
【電話】54-2502
◇住宅の部分修理
問合せ:防災危機管理班
【電話】54-2112
◇市営住宅への一時入居・住宅耐震改修支援
問合せ:都市計画課
【電話】54-2647
◇中小企業・小規模事業者向け特別相談窓口
問合せ:黒部商工会議所中小企業相談所
【電話】52-0242
◇外国人の方の相談窓口
問合せ:富山県外国人ワンストップ相談センター
【電話】076-441-6330
◇心と健康の相談ダイヤル
問合せ:こころの耳(厚生労働省)
【電話】0120-200-826(フリーダイヤル)
◇災害を経験した方の心のケアの方法
「読んで役立つほっと安心手帳」
二次元コードから見ることができます。
◆Interview 被災地での活動(上下水道工務課 松田渋哉技師)
高岡市へ応急給水の応援に行きました。小学校前の給水場所には朝7時から夜の9時までほぼ絶え間なく水を求める人が訪れていました。他の自治体からも応援がたくさん来ていて、タンクの水がなくなると、自治体間で連携して水を確保していました。水を汲みに来ていた人たちは、飲み水がないだけでなく、トイレなどの生活用水が使えないので大変と話していました。今回を機に、水のありがたみや訓練の大切さを実感しました。自宅でも水や非常食を準備しています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>