■早めの気づき・相談・受診が大切です
~認知症をみんなで支える町に~
◆認知症は脳の病気
年をとれば、誰でも物忘れなどをするようになりますが、認知症は老化ではなく、脳の病気です。誰もがなりうる身近な病気です。記憶や思考などの能力が少しずつ低下し、日々の生活に支障をきたすようになります。もし認知症になっても進行を緩やかにし、地域の理解や協力を得ながら住み慣れた地域で自分らしく暮らせる町をめざしましょう。
◆チェック!「今までと違う」と思ったら…
当てはまる項目が多ければ、受診をお勧めします。
○高齢者本人の気づき
例えば…
・直前にしたことや話したことを忘れてしまうようになった
・置き忘れやしまい忘れ、探し物が増えた
・知っているはずの物や人の名前が出てこなくなった
・少し複雑な話になると理解できなくなった
・日付や曜日を間違えたり、慣れた道で迷ったりする
・今までできていた、家事・計算・運転などのミスが多くなった
・段取りができなくなった
○家族など周りの気づき
例えば…
・同じことを何度も言ったり、聞いたりするようになった
・今まで好きだった趣味などへの興味・関心がなくなった
・おしゃれや清潔感など身だしなみに気を遣わなくなった
・つじつまの合わない作り話をするようになった
・些細なことで怒りっぽくなった
・財布や通帳などが見当たらない時、盗まれたと人を疑うようになった
・自分の失敗を人のせいにする
◆「もしかしたら?」と思ったら…
まずは、かかりつけ医に相談し、専門の病院を紹介してもらってください。
認知症の鑑別診断が可能な「認知症疾患医療センター(柳井医療センター内)」への受診は、予約制で主治医の紹介状が必要です。
かかりつけ医がいない場合…
地域包括支援センターにご相談ください。高齢者全般の悩みや認知症に関する相談を受け付けています。
【電話】62-1780
◆認知症の方を支えている家族の方へ
オレンジカフェをのぞいてみませんか?
このカフェは、認知症の人や介護されているご家族、地域の人など、どんな方でも集える交流の場です。お茶を飲みながら、参加者同士が交流し、のんびり過ごせる場所です。開催時間内であれば、いつ参加されても退席されてもOK。お気軽にお立ち寄りください。
日時:毎月第1木曜日 13:30~15:30
場所:ほのぼの活性化センター
◆「安心見守りネットワーク事業」を実施しています
認知症になる前からの備えとして、65歳以上の希望者に事前登録していただくことで、「見守り(お守り)」、症状がすすめば併わせて「見守りシール」を交付します。日常の見守りや認知症等で居場所が分からなくなった場合に安心です。
問合せ:地域包括支援センター
【電話】62-1780
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