■市長が「了承」の判断
◆岩国基地における機種更新等について
7月15日に松本尚防衛大臣政務官、宮本新吾外務省北米局参事官が市役所を訪れ、岩国基地における機種更新等について説明を行いました。
その内容は空母艦載機の一部がF/A―18スーパーホーネットからF―35Cに、C―2輸送機からCMV―22オスプレイに、海兵隊配備機のF/A―18がF―35Bに更新されるものです。
これに対して、市は基地周辺住民の生活環境への影響を確認するため、国に文書照会を行い、岩国基地全体で航空機数が10機程度減少するなどの回答を受け、検証結果を整理しました。
こうした過程を経て、福田良彦市長は市議会本会議で、今回の機種更新等について「基地周辺住民の生活環境に大きな影響を与えるものではない」、「安全保障政策上必要である」、「全員協議会においても理解を示す意見が多数を占めていた」ことなどを総合的に勘案した結果、「了承する」との考えを述べました。
▽これまでの経緯
7月15日 岩国基地における機種更新等について国から説明
7月22日 市や県などが国へ文書照会
8月20日 国から市へ文書照会に対する回答
8月22日 基地周辺住民の生活環境への影響を取りまとめ、検証結果を公表
8月23日 市議会全員協議会を開催し、議会に対して国が説明
8月27日 市議会本会議で市長が機種更新等について「了承する」考えを示す
問合せ:基地政策課
【電話】29-5024
■市内の企業と人材をつなぐ
◇いわくに企業合同就職フェア
8月9日、市役所でいわくに企業合同就職フェアが開催されました。
このイベントは、市内で就職を希望する学生や求職中の人と、市内企業の出会いの場を作ることを目的として行われています。
当日は、約50社の企業がブースを設置し、就職希望者に分かりやすく企業概要や業務内容などを紹介しました。その後、就職希望者は社員に求めている人材像を聞くなど、積極的に意見を交わす姿が見られました。
またハローワークやキャリアカウンセラーによる相談コーナーも設置され、就職活動に役立つ情報が提供されました。
岩国で就職したい参加者は「1日で多くの企業から情報を聞くことができて、岩国での就職を考える上で良い機会になりました」と話していました。
市では今後も、市内企業と岩国で働きたい人材をつなぐ機会を増やすための取り組みを進めていきます。
問合せ:商工振興課
【電話】29-5110
■楽しく海洋技術に触れる
◇水中ロボットフェスティバルand水中科学教室
8月23日~25日、IMETS(防衛装備庁艦艇装備研究所岩国海洋環境試験評価サテライト)で「水中ロボットフェスティバルin岩国」が開催されました。
岩国で2回目の開催となるこのイベントには、全国から大学生や中高校生などが集結し、各部門に分かれて水中ロボットの競技や発表、産官学連携技術交流会などが行われました。
ジュニア部門には、岩国工業高校が参加し、海のゴミ問題に関する発表や、製作した水中ロボットの競技を行いました。
また、23日と24日には連携事業として、小学生を対象にした水中科学教室も開催され、水中ロボットのプログラミング教室や、洋上風力発電模型のワークショップが実施されました。
市は今後も、さまざまなイベントを通して、水中ロボット工学や水中工学への関心を深め、研究開発や教育の発展につながる活動を行います。
問合せ:
・商工振興課【電話】29-5110
・科学センター【電話】22-0122
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