■地元の魚が一番おいしい!
○ハモ
防府は全国有数の産地。骨切り調理で骨を気にせず、繊細な味が楽しめる。
○レンチョウ
「アカシタビラメ」「イヌノシタ」と呼ぶ地域も。煮付やムニエルが代表的。
○アイゴ(バリ)
食欲旺盛で藻場減少の一因と言われるが、実は美味。「防府さかな祭り」で試食会を開催。
○メバル
「春告魚(はるつげうお)」の異名をもつ。赤メバルは藻場に居つく特徴があり、公園のシンボルに。
■おいしい魚を食卓へ!!
中川鮮魚店 中川さん
私たち魚屋は、新鮮な海の幸をみなさんの食卓にお届けするため、日々選りすぐった海の幸を仕入れています。私たちは新鮮な魚を提供するだけでなく、魚の種類や調理方法について皆さんにお伝えすることも大切だと思っています。魚屋が元気だと市場が活性化し、多くの魚が集まるので、これからも魚の魅力を伝え、盛り上げていきたいですね。
今の時期はスズキや真鯛が多く水揚げされますが、刺身や鍋、ムニエル、唐揚げと様々な料理でおいしくいただけます。
子どもには魚を食べて、元気に健康に育って欲しいですね。
■潮彩市場防府
・新たな名物 メバル焼き登場!
防府地方卸売市場すぐ側にある潮彩市場防府。水揚げされたばかりの鮮度の良い魚が安心価格で購入でき、2階では新鮮な海鮮料理を堪能できる。各店舗のスタッフの笑顔も人気の秘訣。
■魚の目利きは任せて!!
山口県漁業協同組合 防府地方卸売市場
令和5年4月にリニューアル。衛生管理が整った施設で安全安心な鮮魚を食卓へ届けています。
まだ日が昇らぬ早朝、市場には漁船から水揚げしたばかりの新鮮な魚が運び込まれ、種類や大きさごとに選別し整然と並べられる。
午前5時30分、厳寒の凛とした空気の中、笛を合図に威勢のいい声が響き渡る。防府の食を支えるセリ人と仲買人の熱気に圧倒された。セリ落とされた魚はすぐに鮮魚店へ運ばれる。
■ふるさとの海を育んでいます
山口県漁業協同組合の皆さん
私たちの取組みを紹介します
山口県漁業協同組合では、ふるさとの海を育むため、様々な取組みを行っています。
▼魚食普及促進や販路拡大
皆さんに魚のおいしさを伝えることが大切な使命です。昨年のイベントでは、ハモや鯛、アイゴの無料試食を実施し、多くの方に美味しさを伝えることができました。皆さんが魚を好きになり、たくさん購入いただければ漁業の活性化に繋がります。また、防府の魚のおいしさを発信するため、市場では私たちも仲買人として参加し、県外の業者に防府の魚を届けています。
▼ブルーカーボンプロジェクト
私たちはふるさとの海を次世代につなぐため、豊かな命を育む藻場の保全や育成に取り組んでいます。鋳鉄(ちゅうてつ)漁礁を沈めて藻場を造成したり、藻場を食害し、磯焼けの一因となっているアイゴを食べることで藻場を守る「アイゴプロジェクト」にも取り組んでいます。アイゴは未利用魚なので、商品化できれば漁業者の収入増にもつながります。
▼まだまだあります!
その他、クルマエビやヒラメの中間育成、カサゴやキジハタ、アワビ等の種苗放流による海洋資源保全にも取り組んでいます。また、底びき網漁では海底ゴミも網に入りますが、これらを港まで持ち帰り、回収しています。
皆さんに魚を食べていただくことが私たちの大きな力となり、ふるさとの海を育むことにつながります。是非おいしいふるさとの魚を味わってください。
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