■しっかり食べて「フレイル」を予防しよう!~元気で長生き!健康寿命の延伸のために~
▽「フレイル」ってなんだろう
「フレイル」とは、加齢に伴い心身の機能が低下した「虚弱」を意味する言葉で「健康」と「要介護」の間の状態を言います。
「要介護」状態は遠い先の未来の姿のように思えますが、「フレイル」の原因となる筋肉量の減少や、心身の活力の低下には、高齢期に達する前から注意が必要です。
▽「フレイル」の原因はさまざま
「身体的要因」…筋力の低下、口腔機能の衰え、低栄養など
「精神・心理的要因」…認知機能の低下、うつ症状など
「社会的要因」…外出機会の減少、頼れる友人の不在など
▽「フレイルチェック」をしてみよう!
「フレイル」に早めに気が付くために、日頃からチェックを行い、自分の状態を把握しておきましょう。
▽イレブン・チェック
右側に付く○が多いほど、「フレイル」が進行している可能性があります。6つ以上あてはまった人は、一段と注意が必要です。
▽食事からの「フレイル予防」は低栄養予防!
低栄養を防ぐには、「バランスのよい食事」と「たんぱく質の摂取」が大切です。
たんぱく質が不足すると、筋肉を作る力が低下し、筋肉量が減少します。
肉類を1日1回、手のひらに乗るくらいの量を目安に食べるようにしましょう。
また、魚・卵・大豆製品・乳製品を、1日3食のどこかにプラスすると、さらに栄養バランスが良くなります。
▽指輪っかテスト
計測器を使わずに筋肉量を測ることができます。
(1)両手の親指と人差し指で輪っかをつくる
(2)利き足ではないほうのふくらはぎの太い部分を力を入れずに軽く囲む
指でふくらはぎを囲んだときに、すき間ができる人は筋肉量が少なくなっている可能性があります。
低←危険度→高
囲めない←ちょうど囲める→すき間ができる
■知ってる?LDLコレステロール第9問
Q.ウォーキングやエアロビなどの有酸素運動はLDLコレステロール値を下げるのに有効でしょうか?
(1)有効である
(2)有効ではない
▽クイズの答え
(1)有効である
ウォーキングやエアロビを1日に合計30分以上で週3回以上(可能であれば毎日)、または、中強度以上の有酸素運動(速歩、ジョギング、テニス、水泳など)を週に合計150分以上行うことで、LDLコレステロールや中性脂肪を低下させることができるほか、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を上昇させることができますよ!
問合せ:健康福祉課
【電話】2-3113
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