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自治体の皆さまへ

潜入レポート

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山形県 クリエイティブ・コモンズ

■どうなってるの!?山形県流域下水道山形浄化センター
私たちの暮らしに欠かせない浄化センターってどんな施設なの?

○家庭から出る汚れた水もきれいに!清潔な暮らしや、川や海の環境を守っています。
台所・お風呂場・トイレなどから出る汚れた水は、そのまま水路や川に流すと、嫌なにおいや害虫が発生したり、病気の原因になったりします。また、川や海も汚れてしまいます。そのため、家庭や工場などの汚れた水を下水管で集め、きれいな水にする下水処理施設が全国で整備されています。現在、県内には34か所の下水処理施設があり、山形浄化センターは県内で一番大きな施設です。山形浄化センターでは、山形市をはじめ3市2町の家庭や工場などの汚れた水を集め、きれいな水にして川に放流しています。施設の主役は、人間の目には見えないほど小さな微生物たち。小学校のプールの何倍も大きな処理タンクの中で、たくさんの微生物が24時間休むことなく働き、水の汚れを分解しています。また、汚れた水をきれいにするときに発生する泥は、エネルギー源にもなります。施設では、泥を発酵させてバイオガスを作り、そのガスを利用して発電も行っています。施設で使う電力の約3分の1を発電しています。

◆ヒミツポイント
○水の汚れを分解する下水処理施設の主役
巨大な処理タンクの中には、十数種類の微生物が。その数なんと1立方センチメートルに約1万匹!タンクに空気を送ることで分解が活発になります。

○センターに近づくほどに大きくなる!
地下に埋まっている下水管の直径は家庭付近のものが約20センチメートル。処理施設付近の下水管が一番大きく、2メートル以上!大人がすっぽり入る大きさです!

○集めて楽しいマンホールカード!
県内には12種類のマンホールカードがあります。県流域下水道のカードは、最上川舟運を描いたカラーマンホールで、大石田町に設置されています。

○みんなも潜入!?夏休みの親子教室
夏休みの時期に開催される親子下水道教室では、工作教室や微生物の観察など楽しいことがいっぱい!施設見学はいつでもできます。

公益財団法人山形県建設技術センター 下水道事業所参事
生居 泰雄(なまい やすお)さん
皆さんの快適な暮らしを守るため、微生物の力も借りて、汚れた水をきれいにしています。固い紙をトイレに流したり、台所で油を流したりすると、下水管が詰まったり、微生物が分解しきれなくなります。正しく使用し、みんなで環境を守りましょう!

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