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子ども広場(ひろば)三川りっしょう子ども園より

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山形県三川町

■子どもが自己選択できる場を!!
三川りっしょう子ども園では、乳幼児期の「愛着形成」「自己選択」「自律自尊」を大切にしています。今回はその中から「自己選択」について、当園の取り組みを紹介します。

▽3歳未満児
当園では、0歳児から一人ひとりに、その園児を表すシンボルマークがあります。生活する上で必要な、さまざまな場所にシンボルマークを貼ることにより、園児が安心して生活し、身の回りのことを自分でしようとする姿につながります。また、保育者は、一人ひとりの生活リズムや遊びの様子に合わせて側に寄り添い、声を掛け自立を促しています。
保育環境には、園児の発達段階に合わせて、さまざまなおもちゃを置いています。園児は自分で選んだ場所・物で遊ぶことで、主体性や創造性を育みます。
これは、2歳児の部屋での一場面ですが、園児が新聞紙で作られたスカートを見て、「自分も作りたい」と新聞紙を手に取り、ドレスや帽子など、思い思いのものを作って遊んでいました。自分で選んだことをじっくり遊び込んだ経験が、豊かな発想や自信につながり、学びに向かう力を高めていきます。

▽3歳以上児
3歳以上の園児は、プランニングボード(その日その時、どこでなにをするのかを決めるボード)を使用して、保育室内の6カ所から、遊びたい場所を選んで過ごしています。
自己選択の場を設けることで、園児は満足するまで遊ぶことができます。
当園の「プロジェクト保育」は、約1カ月ごとに設定したテーマに沿った遊びと体験を通して、身近に触れられるものから抽象的なものの概念を、主体的に学ぶ取り組みです。主活動を行うサークルタイムでは、園児自身が感じたことや思ったことを言葉で表現し、話し合いを楽しんでいます。また、サークルタイムへの参加は、保育者が園児に確認を取り、自己選択できるようにしています。園児自身が興味関心を示してくれるよう、保育者は、常日頃から園児の動きをよく観察し、活動を計画しています。

当園では、園児一人ひとりの気持ちに寄り添い、「自らが決断し行動できる子ども」に育つように、園児をサポートしながら、その成長を見守っていきます。

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