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自治体の皆さまへ

いま”コレ”すった。地域おこし協力隊活動レポートVol.28

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山形県新庄市

■中村徹(なかむらとおる)

▽失敗を通して学ぶ
「移住就農推進事業」を担当している中村です。着任して8カ月が経ちました。現在も、農林大学校で農業について学びながら、泉菜株式会社での農作業の実地研修を受けています。
農林大学校では、ボードゲームを使った経営シミュレーションを行いました。ボードゲームといってもかなり実践的で、最初は全然うまくいきませんでした。講師の方に「利益目標と必要販売数を決めよう」とアドバイスをいただき、次第に経営が安定し始めました。将来を考えて経営する重要性を実感しましたね。
実地研修では、ネギの「調整作業」を行っています。スーパーに並んでいるネギは、葉の部分が三又で根も切られています。そのようなネギにするためには、ネギを1本ずつばらし、葉や根を切り、皮をむくなどの「調整作業」が必要です。最初は、時間がかかり流れ作業を止めてしまったり、急ぎ過ぎて商品をダメにしてしまったりと大変でしたね。同じミスをしないように注意することで、最近は素早く正確に作業ができるようになったと感じています。

▽自分の畑を。そして次の世代へ
来年度は、自分の畑を持って、一から作物を作りたいと考えています。できれば里芋と畑なすを作りたいですね。初めて一人で農作業をすることになるので、大変なことがたくさんあると思います。しかし、地域おこし協力隊としての役割を果たすために、空いた時間で就農支援にも取り組んでいきたいですね。新庄での農業を市外の方へピーアールすることと、新規就農者が安心して農業ができるようなサポート体制をつくることなどを考えています。そのためにも、まずは自分自身が就農を経験することで、新庄の農業の良いところや、新規就農で困ることなどを探りたいです。
現在、来年度に向けて、市内で貸していただける畑を探しています。里芋や畑なすの栽培に適しており、一人で作業するため大きくても20アールぐらいの畑を考えています。もし、そのような畑を持っており、貸してくださる方がいましたら、お声がけいただけるとうれしいです。

詳しくは、農林課農政企画室へ。
【電話】29-5835

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