■新庄開府400年実行委員会 新たなアドバイザーの方々からご挨拶
・しんじょう観光大使 山本哲也さん
「一丸となって困難に立ち向かう」時代を超えて、受けつぐ想い。
開府400年がすぐそこまでやってきました。新庄はその名のとおり、新たなことに挑戦する地であると、私は考えております。
歴史を振り返れば、戸沢藩主は入部後、幾多の困難に見舞われながらも開墾・殖産・倹約などの地道な努力を重ねるとともに、領民のために新庄まつりを興しました。また、明治に至る過程では、さまざまなせめぎ合いの中で英断を下し、進む道を開いてきました。
これらの新庄の歩みは、インターネットをはじめとする情報社会となった現代でも、実に学ぶことの多い道筋と言えます。どんな時もみんなで力を合わせて生き抜く姿勢は、末代まで引き継がれるべき、素晴らしい心意気です。
この歴史とその足跡を、子どもたちにも、ぜひとも伝えていって欲しいと思います。
・戸澤政盛公顕彰会 顧問 草間吉夫さん
‐政盛公の描いた未来とは‐「私たち」が、未来をつくる。
「古池や蛙飛びこむ水の音」という句を詠んだ、俳聖松尾芭蕉。彼は、江戸を離れて帰郷する弟子に「古人の跡を求めず、古人の求めし所を求めよ」と記した書状を送っています。もし、藩祖政盛公がご健在でいらしたら、新庄の未来をどのようにデザインするのか、とても興味をそそられます。
来年、新庄は開府400年を迎えます。政盛公がこのまちの礎を築き始めてから400年。千載一遇のこの年に、政盛公が求める「まちの未来」について、公の末裔とも言える私たちが考えを巡らすことは、非常に意義深いことではないでしょうか。まさに「古人の求めし所を求めよ」です。
皆さんと盛大にお祝いしつつ、「次世代の新庄」を構想し、未来に対して何らかの形を興す機会となれば幸いです。
「温故知新で新庄をアップデート!」
・NHK山形放送局 局長 森徹さん
「新庄を元気に!」離れて気づいた魅力を伝えたい
私は新庄市出身であり、昨夏の異動でNHK山形放送局に参りました。先日、新庄開府400年を記念した音楽番組の収録で文化会館を訪ねた際、懐かしさとも違う特別な感情が湧き立つのを感じました。カド焼きまつりや新庄まつりの思い出、原風景とも言える最上川や鳥海山、そして豪雪の記憶が塊となって、私に流れる新庄の血を呼び起こしたのでしょう。
開府400年事業は、節目の年を祝い振り返るだけでなく、歴史からの学びを次の50年、100年に生かすことに意味があると思います。新庄を離れて40年近く経ちますが、他の土地で暮らしてきたからこそ見える新庄の魅力があるはずだと考えています。
気付きのある魅力を伝え、これからの新庄を元気にする取り組みに貢献していきたいと強く願っています。
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