■今月のテーマ
ストレッチングの豆知識(2)
ストレッチングの効果は、まだ不明な点が多く研究が必要といわれていますが(※1)、リラクゼーションの効果は明らかになってきています。
ストレッチングと自律神経の活動に関する研究(報告)では、30分程度にわたり全身の筋肉を順番に伸ばすことで、副交感神経活動を有意に変化させると言われています(※2)。また、伸ばす部位で自律神経機能に及ぼす変化が異なるという報告もあります(※3)。
体に関する情報は、日進月歩しています。様々な情報を正しく活用しながら、「目的」に沿った運動方法で、安全で効果的に体づくりをすすめていきましょう。
西川町では、毎週水曜日の14時から西川町民体育館で「楽楽運動教室(奇数週)」「ゆる楽運動教室(偶数週)」を定期的に開催しています。教室では「目的」を持って、様々な運動を行います。ぜひ、ご自身の体に目を向ける機会(時間)として、教室をご活用ください。たくさんの方のご参加をお待ちしております。
◇参考・引用資料
(※1)ストレッチングのエビデンス
【HP】https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/41/8/41_KJ00009647372/_pdf/-char/ja
(※2)厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット ストレッチングの効
【HP】https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-04-006.html
(※3)ストレッチング施行による自律神経活動の変化
【HP】https://www.jstage.jst.go.jp/article/kyushuptot/2009/0/2009_0_45/_article/-char/ja/
◆椅子に座って簡単ストレッチング! 胸郭のストレッチ(左右15秒×2セットずつ)
(1)椅子にやや浅く座り、片手を座面に置き、体を安定させる
(2)反対側の腕を斜め上(後方)に伸ばし、手の指先を見ながら体を少しずつ捻っていく(呼吸をゆっくり行い、肋骨の開き・背骨の捻じりを意識する)
(3)反対側も同様に行う
▽注意点
(1)体に痛みを感じたときは、運動を中止してください。
(2)可動域制限がある方は、無理のない範囲で行ってください。
※詳細は本紙をご覧ください。
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