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教育長室から 学校の働き方改革

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山形県金山町

働き方改革という言葉をよく耳にします。文部科学省の中央教育審議会では、昨年八月に「教師を取り巻く環境整備について」という緊急提言をまとめました。
「今般の改革の目指すべき方向性は、教師のこれまでの働き方を見直し、長時間勤務の是正を図ることで教師の健康を守ることはもとより、教師のウェルビーイングを確保しつつ、高度専門職である教師が新しい知識・技能等を学び続け、子供たちに対してより良い教育を行うことができるようにすることにあります。」
昭和から平成にかけて、教師たちは超過勤務もいとわずに、子供たちのためにと課題解決に向けて頑張ってきました。しかし、懸命の努力にもかかわらず、課題は山積するばかりで現在のような状況に至ってしまいました。教師一人当たりの仕事量があまりも多過ぎて、課題に対応することが難しくなっていました。
そんな中で働き方改革が叫ばれ、徐々にではありますが、取組が進められるようになってきました。コロナ禍の三年間を経て、本来の教育活動の在り方はどうあるべきなのか、どうしたら様々な課題を解決していけるのか、行政や学校現場での模索が続いてきました。先生たちが心身ともに健康で、環境面でも良好な状態で教育活動に臨むことができたら、多くの課題が解決の方向へ、そして、学校本来の目的である子供たちへのより良い教育へと向かっていくはずです。これこそが、働き方改革の目指すものだろうと思います。
こうした取組を進めていくためには、前例主義からの脱却が必要です。保護者や町民の皆さんの理解をいただけるよう町教育委員会としても学校側と連携して取組を進めていきたいと思います。

教育長 須藤信一

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