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令和5年度 飯豊町各会計決算報告(1)

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山形県飯豊町

■町のお金はどのように使われたのか
議会の9月定例会において令和5年度飯豊町各会計決算が認定されました。予算はどのように使われたのかを、地方自治体の財政の健全化を判断するための指標(健全化判断比率)と、公営企業ごとに経営状況を明らかにする指標(資金不足比率)とともにお知らせします。

◆決算の概要
一般会計の歳入は、前年度比0.4%増の82億8,879万4千円、歳出は前年度比0.6%減の76億7,937万円となりました。歳入歳出差引額は6億942万4千円で、翌年度に繰り越すべき財源を除いた実質収支は4億9,216万4千円となりました。
財政指標の健全化判断比率のうち、実質赤字比率および連結実質赤字比率はいずれも黒字であることから算定されず、実質公債費比率は、地方債の元利償還金が増加したことなどから前年度比で0.7ポイント増加し13.5%、将来負担比率は、地方債残高の減少などにより前年度比で3.7ポイント減少し113.9%となりました。

◇歳入
自主財源のうち町税は、固定資産税のうち償却資産分、軽自動車税および国有資産等所在市町村交付金が減収したものの、個人町民税、法人町民税、町たばこ税、入湯税などその他の税目の増収により、前年度比で7.1%の増となりました。なお、税の収納率は96.2%でありました。一方、寄附金は、企業版ふるさと寄付金などが減少したことにより前年度比12.5%の減となったほか、繰入金は財政調整基金の取り崩しが減少したことにより、前年度比22.1%の減となりました。
依存財源のうち歳入の4割以上を占める地方交付税は2億3,262万9千円減少し、前年度比6.1%の減、国庫支出金は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の減少などにより前年度比6.4%の減、町債は障がい者施設整備事業などが終了したことから前年度比6.3%の減となりました。

・自主財源…町が自主的に収入できるお金
・依存財源…国や県から使途が定められて交付されたり、割り当てられるお金
・繰入金…特別会計や基金から繰り入れるお金
・地方交付税…全国一律のサービスが受けられるように一定の基準で町に交付されるお金
・町債…国や金融機関から借り入れるお金
・地方譲与税…国などに納められた税金のうち、一定の基準で町に配分されるお金

◇歳出
義務的経費のうち、公債費は過疎対策事業債に係る元金償還が開始されたことなどから前年度比8.4%の増となりました。なお、町債の年度末残高は2億7,618万7千円減少し、101億5,923万5千円となりました。
投資的経費は、令和4年8月豪雨災害に係る災害復旧費が大幅に増加したことなどにより前年度比18.9%の増となりました。
その他経費のうち、投資出資貸付金は、インバウンドコンテンツ造成事業貸付金の実施により前年度比46.0%の増となりました。一方、物件費は、災害廃棄物処理に要する費用が減少したことなどにより前年度比14.4%の減、維持補修費は、降雪量が少なく、除雪作業委託費が減少したことなどにより前年度比14.4%の減となりました。財政調整基金や減債基金、その他特定目的基金などの積立金現在高は前年度より3億597万2千円減少し、10億3,968万6千円となりました。

・義務的経費…支出が義務付けられたお金(人件費・扶助費・公債費)
・扶助費…社会保障制度の一環として、児童、高齢者、障がい者などへ生活を維持するために支出するお金
・公債費…町債の返済に必要なお金
・投資的経費…支出効果が将来に続く学校などの公共施設の建設や改修などに使うお金
・物件費…光熱水費や消耗品、通信運搬費などの支払いに必要なお金
・繰出金…特別会計などへ支出するお金
・貸付金…金融機関などに対し貸し付けするお金

一般会計…基本的な行政サービスを経理する会計
特別会計・事業会計…特定の事業を行うために一般会計と区分して経理する会計

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